球体のガラスの中に泡をひとつ閉じ込めた水滴のようなミニサイズのピアス。
瑞々しく軽やかな浮遊感があります。耳元でささやかに揺れる姿が優雅で可憐な印象を与えます。
ガラス素材なので、春夏はもちろん、冬にニットと合わせて身に付けても素敵です。
季節問わず使用できるのも嬉しいですね。
※商品にはシリコンのキャッチが付属します。
10金のマットな質感とガラスの透明感の組み合わせが、それぞれの素材を引き立てて、可愛さと凛としたシックさが共存したデザインになっています。
ガラスの球体の穴に金属のフックが通されている仕様ですので、ガラスの球体が動く度にコロンと揺れるのもとても可愛いです。
〈Biotope〉は、異なるモチーフが織り交ぜられ、個々のデザインが一つの世界を描き出す、まさに自然の生態系を思わせるコレクション。
アンバーやスモーキーグレーなどのビターなカラーを用いたガラスの作品群や、ミニサイズのジュエリー、そしてスイスのデザインユニット「Bienvenue Studios」とのコラボレーションで生まれたスカーフ。
「Biotope(生態系)」とは、多様性と調和の象徴です。それぞれのデザインが個性的でありながらも、一つの世界を描き出しており、まるで自然の生態系のようであるとして、本作品のテーマ"Biotope"が誕生しました。
SIRI SIRIの製品は全て、国内の伝統技術を持った職人の手で一点一点仕上げられています。ガラス工芸、切子、籐編、螺鈿など様々な技術を持った職人との日々のコミュニケーションを通じ、現代のデザインと伝統技術が融合し、普遍的で心に響く美しさを持つ製品を仕上げることを志しています。
自然由来の素材を採用した風合いや人の手による技巧の美しさは、大量生産やファストなプロセスでは決して生み出せない、風土と技術があいまった日本のものづくりが生み出す品質と言って良いでしょう。
ブランドの成り立ちからSIRI SIRIは一貫して持続可能性の高い体制を保持してきました。天然由来の素材を多く用いたジュエリーは体にとって装着のストレスが少なく、人の手で作られるため制作過程での環境負荷の少ないものばかりです。
また、SIRI SIRIの人気商品ではオーダーメードのものも数多くありますが、それは大量生産による過剰なエネルギー使用と不要な廃棄を避け、職人との適切な関係性の中でプロダクトを少数生産しているためです。
SIRI SIRIのものづくりは日本の洗練された職人技術よって支えられています。確かな技術で仕上げられる作品は、美しさと強さ、そして普遍的なデザインを兼ね備えています。
より長くお使いいただき、世代を超えて受け継いでいただくために、ジュエリーが破損した際は、状態に応じて職人と一つずつ最適な方法を検討し、修理を試みます。また、地域の職人技術や産業を守ることもSIRI SIRIの大切なミッションです。
2019年からは感性ある若いつくり手を育てるスクール「ATRIUM」を開講して若手の職人候補を育成し、技術の継承と産業の保全を目指しています。日本有数の極めて高い技術を持つ職人に対する評価を確立するため「マイスター制度」を2022年から開始。
彼らの手がけるピースを「マイスターコレクション」としてその価値を高めていきます。ブランド活動を続けながら、産業と文化を継承し、環境に配慮したブランドの運営姿勢を守り続けます。
SIRI SIRIの出発点となるジュエリーメイキング。ブランド創立から15年、これまでに300近い数のアイテムを発表してきました。
個性のある素材と卓越した職人技術が生み出すジュエリーとその工芸性。人間的な魅力を備え、人生によりそうジュエリーをこれからも提案し続けていきます。
さまざまなライフスタイルプロダクトの提案やコラボレーション、海外拠点の設立、オンラインマガジンやラジオ、トークイベントなどカルチャーの発信も積極的に行い、2022年には住宅事業にも参入するなど、多角的にSIRI SIRIのデザイン・プロジェクトを展開しています。
2006年にデザイナーの岡本菜穂により東京で設立されたジュエリーブランドSIRI SIRIは、コンテンポラリーなデザインとナチュラルなマテリアル、日本の職人技術との意外な組み合わせによるジュエリーを発信してきました。
そのベースにあるものは日本の工芸技術や伝統的な美意識、そして建築やアートに対する好奇心。職人の手により一つ一つ仕上げられる高いクオリティと有機的かつ普遍性のあるデザインは、既成概念に縛られず自分の美意識に忠実な「自由の探求者」たちの生き方に呼応します。
建築家であり抽象画家でもあった父の影響で、幼い頃よりアートやデザインに囲まれた環境で育つ。
空間デザインを学んだ後、インテリアの仕事をする中でジュエリー創作を志すが、自身の金属アレルギーをきっかけに、できるだけ自然由来かつ身の周りにある素材をデザインと工芸の力でジュエリーへと昇華させるブランド 「SIRI SIRI」 を2006年にスタート。
現在はスイスを拠点に活動を行う。その功績は2015年第23回桑沢賞を受賞するほか、 2020年THE LUXURY INNOVATION AWARD(スイス)にてファイナリストに選出されるなど、国内外で評価されている。
Naho Okamoto