どこか懐かしい秋の情景。遊楽の印「秋の風物詩」シリーズ
国内外から人気をあつめる工房 蓮のオリジナル本柘印・遊楽の印 (ゆらのいん) から、「とんぼ」「かかし」「お月見団子」「秋の夜長 (本)」と、しみじみとした日本の秋を感じる遊印いろいろです。
稲穂は黄金に輝き、重たく頭を垂れて収穫を待ち、傍では案山子が見守ります。柿がたわわに実り、空には無数の赤とんぼが飛び交い、長閑な里山の風景を思わせます。
そして秋といえば、お月見です。空気の澄んだ秋の夜空には清光冴え渡る美しい月が輝きます。仲秋の名月には、芒 (すすき) やお月見団子をお供えし、五穀豊穣を祝い、感謝します。
高く澄んだ青空の下、爽秋の陽にきらきらと輝くトンボの羽は、どこか懐かしさを覚える美しさです。
トンボは古名を秋津 (あきず) といい、トンボの羽は「秋津羽 (あきずば・あきつば)」と呼ばれます。薄く透きとおって美しいことから、紗や絽などの羅 (うすもの=夏向きの薄い織物) に例えられることもあります。
「とんぼ」印は、夏から秋まで長く使える遊印です。夏はブルー系インクで涼しげに。
また、夏によく見られるシオカラトンボは、はじめは雌雄ともに麦わらのような黄褐色ですが、雄だけが成熟すると水色に変わります。一方、雌はずっと黄色いままなので、ムギワラトンボと呼ばれ、同種であるのに雌雄で名前が異なる面白いトンボです。
秋は、やはり真っ赤な赤とんぼ。“赤とんぼ” とはアカネ属の総称で、代表的なのがナツアカネやアキアカネです。夏の間は黄褐色ですが、雄だけが夏の終わり頃から赤く変色しはじめ、深まる秋とともに紅色も増し、鮮やかな茜色に染まってゆきます。
旧暦の8月15日 (十五夜) と9月13日 (十三夜)、ときに10月10日 (十日夜) の観月にお供えする「お月見団子」。芒などの秋草を活け、里芋や豆、柿、栗など旬の作物を供えます。
昔は月の満ち欠けによって月日を知り、農事の目安としていたことから、お月見は収穫の感謝祭としての意味合いも持っていました。
地域によって逆になることもありますが、十五夜は芋名月、十三夜は豆名月や栗名月と呼ばれるのは、お月見が収穫儀礼であったことに由来します。
十日夜は、稲刈りが終わって田の神様が山へ帰る日とされ、全国各地で民族行事が行われます。
稲刈りシーズンもたけなわの秋半ば、田園の稲木に黄金色の稲がずらりと干される風景は、実りの秋の風物詩です。
稲刈りが終わると、そろそろ案山子の役目も御免となります。一本足に古笠姿の藁人形、鳥獣から作物を守るため田畑に立てられるのが案山子です。
一方で、豊かな実りをもたらす田の神様の依代 (よりしろ) と考えられることもあり、旧歴10月10日の十日夜 (トウカンヤ) の行事には、餅や蕎麦、二股の大根などをお供えして案山子を祀ります。
かかし印は、「一筆豆造」紋という家紋がもとになっています。その名のとおり、一筆書きのような線と、弥次郎兵衛のような愛嬌ある姿が印象的です。
使える期間は短いのですが、その分、秋の風情を存分に感じられます。
ひんやりとした空気が漂う静かな秋の夜長には、明かりを灯してゆったりと読書を楽しみたくなります。
温かい飲み物を用意して、お気に入りの本のページをめくるひと時は、豊かで幸せな時間です。
灯のもと、読書や団欒にふけることを「灯火親しむ」といいます。針仕事や編み物など、長き夜の楽しみは様々です。
「秋の夜長」という名前ですが、もちろん他の季節にもお使い頂けます。木の葉や雪、ぼんぼりとも相性の良い絵柄印です。
遊楽の印の印材には、本柘 (ほんつげ) を使用してします。
本柘と呼べるのは、国産の柘のみですが、その中でも最高級とされる鹿児島県産の「薩摩本柘」を使用しています。
印は、一つひとつ和紙に包まれ、実寸サイズの印影紙で留められています。
何本あっても嬉しい遊印は、贈り物にもおすすめです。
日々の暮らしをちょっぴり豊かにしてくれる遊印。
お手紙はもちろん、アイディア次第で様々にお使い頂けます。
ここではその一例をご紹介しますので、ぜひ、自由な発想でお楽しみください。
手作りの箸袋はもちろん、市販の無地の箸袋にもワンポイント捺すだけで、ぐっと特別感が増します。
”かしこまり過ぎない、きちんとした贈り物” を包む際に。
無地の紙袋も、オリジナリティ溢れるおしゃれなギフトバッグに様変わり。
しおりやブックカバーなどを手作りしてみるのも楽しいものです。
無地の和紙便箋があれば、絵ハガキやポストカード、写真などを差し上げる際にも重宝します。
小さなものは7.5ミリ角、大きなものでも15ミリ角。
この小さな印面に、実に繊細な絵や文字が彫られている工房 蓮の「遊楽の印」。
これを可能にしているのが、最初に機械で彫った後に、職人さんが手仕上げするという作り方。
柘の硬い繊維を横切り、細かい線を彫るのは容易ではありません。最初から最後まで手彫りで時間をかけて作るよりも、機械での作業を取り入れることで、手の届きやすいお手頃な価格でのご提供を可能にしています。
それでも、きちんと手作りのぬくもりが感じられるのは、一本一本すべてに職人の手が入っているから。
機械は正確に同じものをいくつも彫ってくれますが、そのままでは印影が粗いことがあるので、手仕上げが必要になります。そのため、同じ絵柄でも仕上がりに若干の違いがあり、完成時には一本一本、試し捺しをして印影を確認しています。(開封したばかりの印面に朱肉の色がついているのは、このためです)
この小さな遊印には、「いいものをお求めやすい価格で」という職人の ”こだわり” と ”思いやり” が、いっぱいに詰まっています。
柘印は、ゴム印のように軽くポンと捺すと絵のどこかがつかず、かといって、しっかり力を込めて捺すと角までついてしまう、ということがあります。きれいに捺すには、まっすぐ垂直に力を入れて捺します。
印材自体が小さいので、空いている手で印材のトップを捺してあげるとうまくいきます。
下敷きには、はがき1〜2枚くらいの厚さの紙を敷いて捺すのがおすすめです。
市販の捺印マットは、沈みすぎて紙が持ち上がってしまい、印影の角まで紙についてしまいます。
絵柄印と異なり、枠付朱文や白文タイプ(印面全体に朱が付き、字が白く出る印)は、少し厚みのある下敷きを敷き、四方向に向けてぐりっと力を入れて捺したほうが綺麗に捺せます。
お使い頂いた後は、ティッシュで側面と印面の朱肉等を軽く拭き取って収納します。
水で洗ったり、スタンプクリーナーでお手入れする必要はありません。印材に水分が浸み込むと、傷んでしまいます。
時々、印掃ブラシで印面を軽くこすってあげると、より長く美しい印影をお楽しみ頂けます。
”遊楽の印” の収納にぴったりな「桐箱」や、印影の美しさを一層引き立ててくれる「印泥」などもございます。遊印と合わせて、ぜひどうぞ。
オリジナル商品「遊楽の印 (ゆらのいん)」が人気のはんこ屋さん。“おとなが楽しめる遊び道具” をコンセプトに生まれた遊印は、鹿児島県産の本柘を使用した繊細で美しい印影が魅力です。
印は一つひとつ和紙に包まれ、実寸サイズの印影紙で留められています。何本あっても嬉しい遊印は、贈り物にもおすすめです。
遊楽の印におすすめ♪ ツキネコの「水性ピグメントインクパッド」
1包装につき385円 (税込) にてギフトラッピングを承ります。
ご希望のお客さまは、下記リンクページから「Gift Wrapping|ギフトラッピング」をカートに入れ、商品と合わせてご購入ください。
※商品ページ内のスペック欄(商品のサイズや素材、生産地などが記載されている箇所)に「ギフトラッピング:不可」の表示があるものについては、商品のサイズや形状などの理由から、ご利用頂くことは出来ません。
クリックポストは、送料全国一律「250円 (税込)」でご利用頂ける、日本郵便の”ポスト投函型”配達サービスです。[対象商品合計4,400円 (税込) 以上のご購入で、クリックポスト送料無料。郵便追跡サービス付き]
商品ページのスペック欄に『クリックポスト利用可』の記載がある商品のみ、ご利用頂けます。
「特商法に基づく表記」にてサービス内容をご確認の上、ご理解を頂けましたら、同ページに記載の方法にてお申し込みください。
レターパックプラスは、送料全国一律「670円 (税込)」でご利用頂ける、日本郵便の配達サービスです。[対象商品合計7,700円 (税込) 以上のご購入で、レターパックプラス送料無料。郵便追跡サービス付き]
商品ページのスペック欄に『レターパックプラス利用可』の記載がある商品のみ、ご利用頂けます。
「特商法に基づく表記」にてサービス内容をご確認の上、ご理解を頂けましたら、同ページに記載の方法にてお申し込みください。
遊楽の印|金魚 (赤)・ねこちゃま・瓢 (紐つき)・手毬・吉日 (朱文短冊枠)