水の中を静かに泳ぐ魚は、どんな世界を見ているのでしょう。
波間に揺れる光、揺らめく水草、果てしなく続く青の広がり。
そこに映る景色は、私たちが知る世界とは違うのかもしれません。
もし、魚が夢を見るとしたら——。
それは遠い昔の記憶か、まだ見ぬ世界への憧れか。
静かに降りそそぐ光の粒、どこまでも続く水の流れ。
アロアナは悠久の時を旅しながら、そんな夢を見てきたのかもしれません。
その夢を、指に纏う指環に。
透き通るアクアマリンは水の輝き、
シルバーの輪は静かに流れる時間。
魚が見た夢のかけらが、そっとあなたに寄り添いますように。
アロアナは、太古の時代からその姿をほとんど変えることなく生き続けてきた古代魚です。
流れる水の中を優雅に泳ぎ、その銀色の鱗は光を受けて静かに輝きます。
古くから幸運を呼ぶ魚としても知られ、特に東南アジアでは神秘的な存在として大切にされてきました。
水の中でゆったりと動くその姿には、時を超えてきたものだけが持つ穏やかさと力強さが感じられます。
アクアマリンは、その名のとおり「海の水」を意味する宝石です。
透き通るような青色は、静かな海のように心を落ち着かせる力を持っています。
この石には「幸せな航海」「穏やかな時間」といった意味が込められており、昔からお守りとしても愛されてきました。
アロアナの鱗が映し出す水の輝きと、アクアマリンの澄んだ青はどこか似ていて、どちらも時間の流れをやさしく包み込むような存在です。
シルバーの指環にセットされたアクアマリンは、水の中に輝く一滴の光のよう。
アロアナが悠久の時を生きてきたように、この指環もまた、時を超えて輝き続けます。
指に馴染むやわらかな銀の質感と、澄んだ青の組み合わせが、ふとした瞬間に心を穏やかにしてくれる。
長い時間を超えて受け継がれるもの、変わらないものを大切にしたい人へ。
この指環が、そっと寄り添う存在になりますように。
【素材】シルバー、アクアマリン
天然石は、ひとつひとつ異なる表情を持っています。色や輝き、模様の違いは、まさに自然が生み出した唯一無二の美しさ。お届けする指環も、それぞれに個性があり、同じものはふたつとありません。
それぞれの石が持つ自然な風合いをお楽しみいただければ幸いです。世界にひとつだけの輝きを、どうぞご理解のうえ、お迎えください。
ご希望のサイズがございましたら、備考欄にご記入くださいませ。
ひとつひとつ丁寧にお作りし、お届けいたします。
朝、目覚めた時に
今日はなんの日だろうと考えてみる。
なんでもない日も特別な記念日にしよう。
いつもそこに在る大事なことを思い出したとき
ささやかな贈り物を贈りたい。
そんなお店。
ちせは、2007年10月14日に創業しました。
店主兼彫金作家の谷内亮太とジャム作家のいのはらしほがお店を運営してます。