“育てる”を楽しむ。 – NAOTの経年変化 –

ストア:NAOT JAPAN掲載日:2023/02/25

自分だけの一足に育てる楽しみ

NAOTの靴は、イタリア製の上質な天然皮革を使用しており、それぞれ色味や質感も異なります。
手作業の工程が多く、形もすべてが均一ではありません。
だからこそ、自分だけの一足に育てる楽しみがあります。
革靴の一番の楽しみは、育っていく過程や、すっかり自分の身体の一部に育った姿にあるのではないかと思うのです。

革は履くほどに柔らかくなり風合いが増して、持ち主の歩き方やお手入れ方法によって、個性豊かに変化します。

そこで今回は、育った靴たちをご紹介。
履き込むことによってキズやシワは増えていきますが、そのひとつひとつに思い出が詰まっています。
同じ革でも、それぞれ違う表情に。
これぞ、育てる楽しみですね。

馴染むということ

幅の広さ、甲の高さ、指の長さや爪の向きなど、人の足にはさまざまな特徴があります。

下の2足は、それぞれ別のスタッフがいつも履いている同じ靴です。
どちらもIRIS サイズ「36」。
(スタッフA)
薄手の靴下で過ごすことが多く、ほっそり足に馴染んだ形に。
(スタッフA)
薄手の靴下で過ごすことが多く、ほっそり足に馴染んだ形に。
(スタッフB)
幅・甲周りが広めの足に合わせて、柔らかく広がっています。
(スタッフB)
幅・甲周りが広めの足に合わせて、柔らかく広がっています。
同じサイズ、同じデザインの靴でも、このように持ち主によって全く違う変化をしていくのです。
△ほっそり足のスタッフAに、スタッフBの靴を履いてもらいました。
△ほっそり足のスタッフAに、スタッフBの靴を履いてもらいました。
履き口に隙間があることが分かります。
かかとにも余りがあり、歩くと少しカパカパした感覚が気になります。

一方で、持ち主のスタッフBが履くと…
もちろんピッタリ。
今度は、スタッフBに同じ靴の新品を履いてもらいました。
履き口で止まってしまい、かかとが出てしまっていますね。
今ではすっかり足に馴染んでいる靴も、初めはこの状態だったのです。

このようにNAOTの靴は、その持ち主の足や履き方に合わせて、徐々に馴染んでいきます。
△幅・甲周りのサイズによっては、革を柔らかくして器具を使って広げる「革調整」で、心地よく履いていただけるお手伝いをさせていただいています。
△幅・甲周りのサイズによっては、革を柔らかくして器具を使って広げる「革調整」で、心地よく履いていただけるお手伝いをさせていただいています。
履くほどに愛おしくなるNAOTの靴。
みなさまにも、育てることを楽しんでいただけたら嬉しいです。
ストア紹介

NAOT JAPAN

1942年から80年以上続く、イスラエル発の革靴 NAOT(ナオト)。 ふかふかと柔らかなインソールは足裏に馴染み、革の風合いも個性豊かに育ちます。 “心と体が喜ぶ一足”を見つけるお手伝いが出来ればと...もっと見る