初夏の道具市
これからの季節の家仕事で活躍する「道具」を特集します。おろし金や ざる などの調理小物、さまざまなサイズが選べる業務用のバットなど、小さな金物から業務用の道具まで。使い勝手が良くて求めやすい。あれば日々の家仕事が楽しくなる、そんな暮らしに寄り添う道具が揃います。
ほす
使いみちも、素材や大きさもさまざまな「ざる」。
すがすがしい初夏を迎えて、仕込みものに忙しい季節。野菜やドライフルーツなどの保存食づくりの時にも、大きいサイズのざるが1枚あれば、一度にたくさんの野菜やフルーツが干せるのでとても便利。干した野菜は、ピクルスやオイル漬けに。煮物や和え物に使えば、味がしみ込んで、日々の料理がいつもと違った味わいになります。干し野菜のつくり方は、切ってざるに並べて干すだけ。余り野菜の有効活用にもおすすめです。
水切れがとても良く、抗菌効果もあると言われる竹製のざる。美しい網目は、そのまま器として食卓でも使えるので、サイズ違いで揃えておくととても重宝します。麺類や揚げ物、おにぎりなど、さまざまな料理をもる器としても活躍します。
きる
料理をおいしく仕上げるコツは、余分な水分をしっかり「きる」こと。
豆腐は料理をする前に余分な水分をしっかり切ると、水分が出すぎず味も薄まらないので、料理がおいしく仕上がります。豆腐以外にも刻んだねぎや、葉もの野菜の保存におすすめ。キッチンペーパーを敷いてヨーグルトの水切りに使えば、濃厚でしっとりした食感が楽しめます。専用の道具があると手間をかけずにおいしく仕上がって、料理の幅も広がります。
おろす
おろすための道具と言っても、竹製、銅製、陶器製など、さまざまな素材と種類があります。道具が変われば味や食感も大きく変わるので、つくる料理や素材に合わせた道具選びが大切。さっぱりとした料理が食べたくなる季節、大根おろしたっぷりの蕎麦や、鰹や鰺などお刺身の薬味に。添える薬味の仕上がりにもこだわれば、季節の料理を一層ひきたててくれます。
保存する
食材をおいしく保存するための保存容器は、料理や食材、使用頻度に合わせて容器を使い分けるのがポイント。広口で容量の大きな密閉瓶は、いくつか持っていると、梅酒や梅干し、梅シロップなど、一度にあれこれ仕込みたい梅仕事の時期には、とても重宝します。小さめの瓶は、つくったシロップやピクルスのおすそ分けにも。
〈瓶を選ぶときの目安〉
1Lサイズ
自家製ジャムやピクルスなどの保存に。青梅を漬けるなら250gが目安。
2Lサイズ
果実酒や梅シロップづくりに。青梅500g、きび砂糖400gが目安。
4Lサイズ
梅酒づくりに。青梅1㎏、ホワイトリカー1.8ℓ、氷砂糖400gが目安。
あれば日々の家仕事が楽しくなる、そんな暮らしに寄り添う道具を揃えてみませんか。
ストア紹介
TODAY'S SPECIAL
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