ネコのトイレをインテリアの一部にしたい!という思いからスタートした、オルネコの桐のトイレカバーができるまでの開発ストーリーをご紹介します✏️
ネコを飼っている人にとって必需品のネコトイレ。見えるところに置くことが多く、インテリアの中で浮いてしまいがちなので、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
「丸見えのネコトイレ、なんとかしたい!」
そんな困りごとを解消すべく、トイレカバーの開発がスタートしました。
まるで家具のように見えるトイレカバーなら、インテリアに溶け込んでくれそう!ということで、木製のトイレカバーを作ることに。ただ、木製家具は重量があって毎日のお掃除のときに持ち上げるのは大変です。そこで、持ち上げたり移動したりしやすいように、国産の木材の中で最も軽い桐材を使うことにしました。
製作をお願いしたのは、「オリジナル・桐の引き出し」の開発でお世話になった福岡の桐箱屋さん。現代にも合わせた新しいプロダクトを日々生み出している、創業から90年以上の老舗メーカーです。
私たちが目指す「家具のような」トイレカバーを追求するため、桐箱屋さんと何度も打ち合わせを重ねました。
家具のように見せるためにこだわった点は2つ。
1つ目は入口の傾斜の角度。
単純な四角い形にすると、家具のようには見えず、圧迫感も出てしまいます。そのため、アイデア段階から入口部分に傾斜をつけることを想定していました。
しかし、いざ実寸大の模型を作ってみると、最初に想定していた角度では、中のトイレがほぼ丸見えになってしまうことがわかりました。
これではせっかくのトイレカバーとしての役割が果たせません。
そこで、ダンボール箱を使って模型を作り、トイレが見えづらく、圧迫感もないような角度を何度も検討しました。
2つ目は陰影を生み出すこと。
実は側面の板があえて少しはみ出すつくりになっています。端をぴったりと合わせず凹凸をつけることで、アクセントが生まれ、インテリアに溶け込むデザインに仕上がりました。
「家具としての装飾性を大事にしたい。」
そんなこだわりと遊び心が詰まっています。
見た目のデザインが完成し、最後は使い勝手を良くするための工夫を施しました。毎日のお掃除が快適になるよう、前面はマグネットによる取り外し式にしています。
もともとスライド式にしたいという要望を伝えて製品サンプルを作ってもらいましたが、問題が発生。天然の木材を使っているがゆえに、湿度の変化によって木が収縮・膨張し、スムーズにスライドできなくなってしまうことが分かったのです。
見た目が美しく、かつ木も反らないように、私たちがたどり着いたのはシンプルで操作性も良いマグネット式でした。マグネットの土台になっている板が両側の反りを防いでくれて、蓋は両面塗装にすることで反りを抑えています。
細かい調整を実現してもらえるのも、日本の職人さんだからこそ!
こうして、理想のトイレカバーがついに完成しました。
こだわり抜いた角度は、トイレを隠してくれるのはもちろん、傾斜があることでネコも圧迫感なく快適に用を足せます。
桐材を使っているため見た目以上に軽いのがポイント!トイレを丸ごと洗うときも、カバー全体を楽々持ち上げられます。
試行錯誤を経て完成したトイレカバー。たくさんのこだわりが詰まった、私たちも満足できる自信作に仕上がりました。桐のトイレカバーが、ネコ飼いの皆さんのお悩みを解決する存在になれば嬉しいです。
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同シリーズの「オルネコ 桐のベッド」もあります🐈⬛
Orneko オルネコ
オルネ ド フォイユのネコ好きスタッフが集まり、2019年にスタートしたキャットアイテムブランド。インテリアに馴染むアイテムを中心に、オルネコ部員の “こんなのあったらいいな” を商品化しています🐾
ストア紹介
Orné de Feuilles
Orné de Feuilles (オルネ ド フォイユ)は、フランス、ヨーロッパを中心に国内外のインテリアアイテムを扱うお店です。
2004年2月青山にオープン、そして2019年3月に現在の不動前とい...もっと見る