いつもキナリノモールならびに、暮らしのほとり舎をご利用頂き、誠にありがとうございます。
弊店では、先日より南部鉄器の老舗・鈴木盛久工房の商品をキナリノモールにて取り扱いを始めました。
鈴木盛久工房と言えば、やはりなんといっても「南部鉄瓶!」ですが、同工房で作られるのは鉄瓶ばかりでなく、南部鉄製の"小物類"もたくさん作られています。
その鈴木盛久工房の"小物類"の代表作が「茶托!」だと、個人的に勝手に思っております(*´ω`*)
そんな鈴木盛久工房の商品群にも並ぶ"茶托"について、ご紹介させて頂きたいと思います♪
そもそも「茶托」って何?
「茶托(ちゃたく)」
あまり聞き慣れない名前だと思います。「知ってる!」という方も、実際にご自宅などで自分用として使っている、という方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
「茶托」とは湯呑みの下に敷く"受け皿"のことで、旅館や民宿のお部屋でお茶を頂く際や、商談先など、"おもてなし"を受ける立場で提供されるお茶(湯呑)の下に敷いてあることにしばしば気付かされます。
訪れた旅館や商談先などでお茶を出して頂いた際に、テーブルの上にドンッと"直置き"で提供されたら、普段茶托を"意識したことも気に留めたこともない"という方でも、何か違和感を感じないでしょうか?
熱いお茶をお客様に提供する際に茶托がなければ、熱くなった湯呑の胴を持って出さねばならず、お客様が湯呑の位置を変えようとする際も、熱くなった湯呑の胴を持たせることとなってしまいます。
また、湯呑の熱くない部分を持って出そうとすれば、お客様が口を付ける部分に触れてしまう事になります。
"おもてなし"をする側において茶托は、礼儀やマナーとして"欠かせない重要なアイテム"だと感じられます。
"普段使い"のすゝめ。茶托を使うメリットとは・・・
一般のご家庭でも大切な方やお客様をおもてなしする際のアイテムとして備えておきたい「茶托」ですが、来客用に備えたはいいが、「年に数回しか使わない」では、もったいない!
茶托は、ただ「礼儀として」や、「マナーだから」という為だけの道具ではありません。
茶托を"普段使い"することには、様々なメリットがあります。
●湯呑の底(高台)は、製造方法などによって、"ざらついているもの"があります。
茶托を敷くことで、テーブルの表面にキズが付くことを防ぎます。
●熱いお茶などを入れた湯呑をテーブルに直に置くと、湯呑から伝わった熱によって
部分的に"変形"や"変色"をしたり、熱起因による"輪染み"が出来てしまう場合があります。
茶托を敷くことで、テーブル表面へ熱が伝わりにくくなり、保護してくれます。
●湯呑や冷たい飲み物を入れたグラスをテーブルに直に置くと、湯呑の口をつけた部分から
垂れたしずくや、グラスの表面についた結露水がテーブルを部分的に濡らしてしまい、
「濡れる↔乾く」を繰り返すことで、水起因による"輪染み"が出来てしまう場合があります。
茶托を敷くことで、しずくや結露水がテーブル表面に垂れることを防いでくれます。
主にご自宅の大切なテーブルを保護するという点で、茶托はとても良い仕事をしてくれます♪
「温」にも「冷」にも。茶托の拡がる可能性
茶托のデザインなどにもよりますが、冷茶やジュースを注いだ"グラス"との相性だってぴったり♪
これからの季節、冷茶を入れたガラスの器と合わせても。
※鈴木盛久工房の茶托は鉄製なので、グラスの表面についた結露水などの"水分"との相性は良くありません。 水分が付着した際は濡れたままにせず、使用後にしっかりと乾拭きをしてください。
こんなにどっしりとしたグラスだって相性良くまとまっています。
※茶托の湯呑を受ける部分(丸い窪み部分)の大きさは、茶托のデザインによって違うものもありますので、乗せる湯呑の底(高台)の大きさや、グラスの形状に合わせてお選びください。
アクセサリートレーや、小物入れとしても。
木の葉茶托には"りす置物"が相性抜群で、とってもかわいい!!(*´∀`*)
りすさんには、"指輪ホルダー"としてご活躍頂いております♪
トレー:ちょこっとトレー(岩本清商店), 銘々皿:藤すかし茶托
湯呑を別のトレーなどで受けて、そもそもの"茶托"を「銘々皿」として使うのも・・・あり!
お気に入りの湯呑を、お気に入りの茶托に乗せて♪
身近なような、身近でないような・・・? そんな「茶托」ですが、いかがでしたでしょうか?
お茶は「百薬の長」。若い世代を中心に日本人の"お茶離れ"が進んでいると数年に一度くらい(?)聞こえてきますが、ぜひ、ご自分用にお気に入りの柄・紋様の茶托を手に取って、これを機会にお茶を飲む機会を増やしてみてはいかがでしょうか♪
(余談ですが・・・)
暮らしのほとり舎では、毎朝、魔法瓶ポットにたっぷりお茶を作って置いておき、仕事中や休憩中にお気に入りの湯呑と茶托を持ち寄ってお茶を飲んでいます。
お茶は、緑茶・ほうじ茶・そば茶・よもぎ茶。ここのところはずっと「そば茶」ばっかりですね( *´艸`)
鈴木盛久工房|茶托[コースター・南部鉄器・おもてなし]
鈴木盛久工房|銘々皿 (丸蝶・三角蝶)[南部鉄器・おもてなし・日本製]
鈴木盛久工房|りす置物[インテリア・ペーパーウェイト・南部鉄器]
岩本清商店|ちょこっとトレー (無地 / 蒔絵)[カフェトレイ・金沢桐工芸・ギフト]
ストア紹介
暮らしのほとり舎
暮らしによりそう工芸品、日本各地で作られた暮らしの道具を取り扱っています。
日々手に取りながら使える日用品。たとえ傷んでも修理しながら長く使えるもの。そして、年月と共に味わい深くなるもの。
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