蒸し暑い日本の夏を「南部風鈴」で涼やかに
春があっという間に過ぎ、いよいよ夏本番。
暑いのはなかなか苦手ですが、それでも毎年楽しみにしているものもあります。
それは、「諏訪湖の花火」と「風鈴の音色」。
諏訪湖の花火については別の機会に譲るとして、今回は、暮らしのほとり舎で取り扱う「南部風鈴」について、ご紹介させて頂きます。
暮らしのほとり舎で取り扱う「風鈴」は、岩手・盛岡の地で400年続く南部鉄器の老舗・鈴木盛久工房の「南部風鈴」です。
風鈴のデザインは、岩手の名峰・岩手山(通称:南部富士)。
素材はもちろん「南部鉄」!
南部鉄の風鈴は、響きが長く、「リーン」と高く澄んだ音が特徴です。
岩手県のJR水沢駅(通称:風鈴駅)では、毎年6月~8月に約1500個もの風鈴が飾られます。
様々な型をした南部風鈴が一斉に奏でる涼しげな音色は、環境省が選定した「残したい日本の音百選」にも選ばれています。
短冊には、岩手の歌人・石川啄木の詩が認められています。
「やはらかに 柳青める 北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」
東京で苦しい生活を強いられている啄木が、早春の故郷の風景を偲んで詠んだ歌です。
"ふるさと"を想う歌が多い啄木。故郷から遠く離れた東京で苦しい生活を送りながらどんな想いでこの歌を詠んだかと思うと、なんともジーンときてしまいます・・・。
岩手の歌人が故郷を偲んで詠んだ歌を故郷の工芸品に込める想いもまた、深いものです。
風に揺らぐと、澄み渡るような音色が響く南部風鈴。
きれいな緑色の紙箱入りですので、季節の贈り物にもおすすめです。
南部鉄器の老舗・鈴木盛久工房の「南部風鈴」。
人間国宝も輩出する老舗工房の鉄器とは思えないほどお手頃な価格ですが、音色はもちろん"一級品"✨
?毎年の夏のお楽しみアイテムに、ぜひおすすめの逸品です。
鈴木盛久工房|南部風鈴 (南部富士)[インテリア・南部鉄器・夏の風物詩]
ストア紹介
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日々手に取りながら使える日用品。たとえ傷んでも修理しながら長く使えるもの。そして、年月と共に味わい深くなるもの。
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