「土鍋ご飯ってなんだか難しそう・・・」 そう諦めていませんか?
三重県の萬古焼ブランド・4th-marketの2合炊き用の小さな土鍋「籠(カゴ)」
※しゃもじは付きません。
「土鍋で炊飯ってなんだか難しそう・・・」ってイメージ、ありますよね。私も最初はそうでした。
こちらの土鍋(ご飯釜)には美味しく炊くための方法が記載された"しおり"が同梱されているので、初めてチャレンジされる方にも安心です♪ 私自身、これまで炊飯器でしかご飯を炊いたことが無かったので、最初は本当にちゃんと炊けるのか心配でしたが、手順通りに炊けば、思いのほか簡単に憧れの"土鍋ご飯"を炊くことが出来ました♪
この"しおり"に記載されている炊き方の方法は"3合炊き"の場合を説明していますので、こちらのご飯釜「籠(カゴ)」に合った"2合炊き"の方法を次の見出しでご案内致します。
ふっくら美味しい"土鍋ご飯"の炊き方(2合炊き)
「はじめチョロチョロなかパッパ、赤子泣いても蓋取るな」
これは、かまど炊きご飯の上手な炊き方を歌ったものですが、土鍋ご飯の炊き方を知ってからあらためて聞くと、短い言葉の中にまさに美味しいご飯の炊き方の説明が集約されているのだなぁ、と感心しました。
ここから「ふっくら美味しい"土鍋ご飯"の炊き方(2合炊き)」の手順の説明を致します。
"手順"と言うとちょっと構えてしまいますが、お米を研いでから、たったの"3工程"で出来上がりです♪
1.2合のお米を研いで約400㏄の水に30分~1時間浸けておきます。
お米を洗った後、十分に吸水させないまま炊き始めると、表面は煮えていても、
中の方は芯が残ってしまいます。
水の量はお米の一割増を目安に、お好みにより調節して下さい。
2.中火にかけて約13分ほど炊きます。
加熱して3~4分程経過した時点で、一度釜の中をかき混ぜて下さい。
全体が均一に仕上がるのと、釜底で一番強く加熱されていた米を巡回させることで、
底と上との炊きムラを防げます。
3.火を止めてそのまま20分ほど蒸らします。
蒸らしの最中はできるだけ蓋を開けないようにして下さい。(赤子泣いても蓋取るな、ですね)
しっかり蒸らしが終わったら蓋をあけてOKです。
ご飯をしゃもじでほぐしながら余分な水分を飛ばして出来上がりです。
炊きあがったご飯をそのまま食卓へ移動できるのも土鍋の魅力ですね♪
"土鍋ご飯" 失敗しない為のポイント!
暮らしのほとり舎では、取り扱っている商品はほとんど実際に使用していますが、こちらのご飯釜「籠 (カゴ)」で土鍋ご飯を炊いた際に、一度だけ失敗してしまったことがあります。
その原因は明らかで、お米を研いだ後の浸水時間が短かったことです。
15分程度浸水させたものを炊いたところ、芯が残ってしまい美味しくありませんでした・・・。
浸水時間、これは重要になりますので、必ず30分以上浸けてから火にかけてください。
それから、「赤子泣いても蓋取るな」と言う程、"蒸らし"の工程も重要です。
蓋を開けると最後の仕事をしてくれる残りの水分が一気に飛んでしまうため、米がまだ水分を含みきる前に必要な水分がなくなってしまいます。高温でしっかりと蒸らしてから出来上がりです♪
火加減と加熱時間は適当で良いのかというと、もちろんそうではありません。
結局のところ、やっぱりどの工程も大事なんです(^^;
まずは上記3工程、そのままに炊いてみてください。
同じ"中火"でも、人それぞれ多少の幅があると思います。浸水時間もお米の銘柄や、お住まいの土地の水(水道水だったり井戸水だったり)によっても影響される部分があるかも知れませんので、一度炊いて食べてみて、それから次回炊く際に水の量や浸水時間を調整してみてください。
炊飯器と違い、やっぱりひと手間はかかりますが、炊飯器とはまた違った美味しいご飯が炊けますよ♪
炊き込みご飯にもおすすめです♪
ご使用前には"目止め"が必要です
未使用の土鍋は、素材の通気性と吸水性の関係から沸騰しにくくなっております。
ご購入後の初めてのご使用前に、一度だけ以下の2行程で"目止め"をして下さい。
1.まず土鍋の余分な不純物をさっと洗い落とし、よく乾燥させます。
2.土鍋に水を8分目まで入れ、大さじ1杯の片栗粉を入れて火をつけます。
沸騰したら終了です。火を止めて冷ましてから中身をあけて下さい。
でんぷん質が土鍋に浸透し、"目止め"となって水漏れや染みを防いでくれます。
2回目以降のご使用時には必要ありません。そのままお使い頂けます。
土鍋の扱い方・お手入れについて
・IHには対応しておりません。
・天ぷらやフライ等の油料理は危険ですので、絶対におやめ下さい。
・長時間の空焚き、濡れたまま火にかけることは、破損の原因になるのでおやめ下さい。
・金物や硬質な食器類とは別に洗浄して下さい。接触によって欠けや破損の原因になります。
・食洗機で洗浄する場合は破損の可能性がありますので、個別に手洗いすることをおすすめします。
・熱い状態の本体を素手で触らないで下さい。加熱後はテーブルを傷めないよう、鍋敷きをご使用下さい。
・土鍋は急激な温度変化で割れてしまうこともありますので、粗熱がとれてから洗って下さい。
・吸水性があるため、長時間水分を含ませたまま放置するとシミやカビ・臭いの原因になります。
洗浄後には、乾いた布でよく水分を拭き取り、乾燥した状態で収納して下さい。
炊飯だけでなく、煮物や汁ものにも♪
深さのある土鍋なので、炊飯だけでなく、煮物やお味噌汁もおいしく出来ます。
熱しやすく冷めやすい金属性の鍋と違い、土鍋は熱しにくく冷めにくいのが特徴です。
強火にかけてもすぐに鍋は熱されず、まずゆっくりと鍋自体に熱を蓄えてから、その熱で中身をじっくり温めるので、細かい火加減をしなくても均一に熱を通すことができます。
大きすぎず、使い勝手のいい土鍋は、日々の暮らしで大活躍です♪
4th-market|ご飯釜2合 籠 (カゴ)[土鍋・萬古焼・日本製]
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暮らしのほとり舎
暮らしによりそう工芸品、日本各地で作られた暮らしの道具を取り扱っています。
日々手に取りながら使える日用品。たとえ傷んでも修理しながら長く使えるもの。そして、年月と共に味わい深くなるもの。
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