今週もありがとうございました!
こんばんは、yahaeです。明日、お店は定休日です。
今日の帰り道は風も強く一段と寒く感じましたが、みなさまは大丈夫でしたでしょうか。
アドベントカレンダー連載も残すところ、あとわずか。そろそろ、クリスマスらしい写真をと思っていたら素敵な助っ人の方から可愛いサンタさんたちをお借りいたしました。Yさん、ありがとうございます!
今夜はクリスマスにまつわる靴下のお話です。
サンタクロースはなぜ、靴下にプレゼントを?
クリスマスイヴの夜、あるいはクリスマス当夜。サンタクロースからのプレゼントをもらうために、子供たちは靴下をつるす。サンタクロースはなぜ、靴下にプレゼントを入れてくれるのだろうか?
このナゾを解くためには、まず、サンタクロースのモデルとなった聖人ニクラウスのことを知る必要がある。聖ニクラウスは、4世紀にミュラという町に実在した東方教会の司祭。伝説によると、彼はたいへん慈悲深く、子供が大好きで、多くの奇跡をおこなって貧しい人たちを助けたという。さまざまな言い伝えの中で、後世、クリスマスプレゼントの習慣と結びついたのは、貧しい3人の娘を助けたお話。
ある一家が、あまりの生活の苦しさに、娘3人を過酷な仕事に出すという話を聞きつけた聖ニクラウスは、たいそう同情し、夜中に煙突から娘たちへの贈り物として金貨をつぎつぎに投げ込んでやった。すると金貨は、たまたま暖炉に干してあった靴下の中に入ってしまった。翌朝、一家が靴下の中の金貨に驚きの声をあげたことはいうまでもない。そのおかげで、3人の娘は幸せな結婚ができたという。
サンタクロースと靴下の関係は、こんなお話が元となって生まれた。そして世界中で、大小さまざま、色とりどりの靴下がクリスマスの願い事の受け皿となっていく。
スペインでは、いい子にしていないと、プレゼントの代わりに消し炭を入れられてしまうとか。子供たちは、暖炉の靴下を祈るような気持ちで見つめながら眠りにつく。
“くつしたの日”制定記念として作成された、
荒俣宏氏著作・監修の『THE BOOK OF SOCKS AND STOCKING』より
ストア紹介
yahae
東京・清澄白河にあるファクトリー直営の靴下専門店。すべて奈良・広陵町の自社工場で一点一点、丁寧に編み上げています。私たちが作るのは、1921年から引き継がれてきた私たちの「歴史」と、これから歩みたい100...もっと見る