CARRYNEST（キャリーネスト）のラインナップは、バッグからお財布まで多岐にわたりますが、いずれも、使う人の大切な持ち物を運ぶ(=CARRY)巣(=NEST)としての役割を果たすアイテム達です。

実は、当店がこのブランドに最初にお声をかけたのは、2016年の事。考えつくされた機能性と、程よく、そして確実にこだわりが発揮されているデザイン。そして、そのデザインには、日本の伝統的な技術がしっかりと使われている等、5年以上を交渉にかけてでも、当店のお客様にご紹介したいと思う理由がこのブランドにはあるんです。

こちらのリュックは、ビジネスシーンでもプライベートでも使えるようにと、形自体はごくごくベーシック。ただ、その背景には語るべきポイントがたくさんあるので、一つづつ紹介していきます。

まずは、リュックのポケット部分のデザインに関してです。革を編んだようなデザインは、このブランドのアイコンともいえるもの。実はこちらは、メッシュのように革を編みこんでいるのではなく、折り紙の技術を使って、一枚の革を折って作られているんです。

紙が折り紙のように折りたたまれて作られたランプシェードから発想を得た、というこちらのデザイン。折り紙の要素を紙ではなく革に取り入れたことで、メッシュ状のものよりも、表面がふっくらとしています。

格子の隙間を持ち上げてみると、編んでいるのではなく、折りたたまれているということがよくわかります。編み込まれたもののように、隙間から水が入ってしまったり、引っ掛かると伸びてしまうこともありません。

また、こちらの革は、レーサー用のウェア素材として開発されたもの。革の持つほのかな光沢感に加え、汚れが付きにくく、水をはじく加工も施しています。

カジュアルになりすぎず、大人が背負ってもサマになると感じるのは、この革のポケットの高級感によるものだと思います。

ボディ部分は、リサイクルしたペットボトルから作られたCORDURA® EcoMadeという、ポリエステル製の生地を使っています。

CORDURA®（コーデュラ）という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、これはアメリカのインビスタ社が製造販売している生地です。限られた工場で、厳しい条件のもとで生産された生地の特徴は、なんといっても強度があるというところ。通常のナイロンよりも摩擦・引き裂き・擦り切れに強いのが特徴です。
軍事用品やアウトドア用品にコーデュラの生地が多く用いられるのは、過酷な環境にも耐えうるからなんですね。

また、撥水加工も施しているので、急な雨でもリュックがびしょびしょになることはありません。

汚れも付きにくい生地なので、敬遠しがちなホワイトのバッグもおすすめできるんです。

ブランドのコンセプトでもある「大切な持ち物を運ぶ巣」としての機能もきちんと搭載されています。

リュックの内装は、使いやすいように、ポケットが段々に配置されています。
内装のポケットのひとつは、パソコンを収納する為のもの。通常のパソコン用ポケット付きのリュックは、4mm程の厚さの緩衝材を使用している事が多いのですが、キャリーネストでは、この弛緩剤を2枚ずつ使っています。前後8mmのクッションで、衝撃からパソコンを守る仕様なんです。

パソコン以外にも、長財布や雑誌、エアコン対策用の巻物、ペットボトルや日傘まできれいに収納できるんです。また、両サイドのポケットにも、500mlのペットボトルが入ります。

ビジネスシーンで、またプライベートで、シーンに合わせてポケットを使い分けるのがコツですね。

内装のポケットには、鍵を付けられるフック付きなので、家のドアの前で鍵が見つからずに、リュックの中をごそごそする時間も無くなると思います。

サイズは、H45cm×W30cm×D15cm。身長167cmのモデルが背負ったのがこちら。大きすぎず、使いやすいサイズ感です。

男性が背負っても、この通り。大きすぎないサイズが、ビジネスシーンでも使える、きちんとした雰囲気を出しているのだと思います。

機能性の高いリュック、デザイン性の高いリュックは多くあれど、その両方の要素を満たし、さらにそこに、日本の折りの技術までを詰め込んだバッグとなると、探しても見つからない唯一無二のもの。たくさんあるリュックの中から、あえてこのバッグを選んだ、こだわりの強いつかい手のみなさんの生活に寄り添う一品になると思います。

■商品についての注意事項
・ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。予めご了承下さい。
・実際の色、質感、サイズ、重量には多少の差があります。予めご了承下さい。