モロッコから鮮やかなオレンジのラグが届きました。詳しい産地は不明ですが、ベニワレンと同じように織られています。
モロッコの先住民の多くは、高地の山岳地帯に羊とともに暮らす遊牧民で、その羊の毛を手織りしたラグを作り、テントの中で暮らしていました。今ではモロッコに20ほどのラグの産地があり、それぞれのラグに地名や部族の名前が付けられています。
モロッコのラグは、厚手でふかふかとした毛足の長さが特徴です。天然のウールは湿度を調整してくれるので、冬だけでなく、夏場も快適に使用していただくことができます。
ほとんどが女性たちが家事の合間などに手織りしており、一点ものの表情を楽しむことができます。手仕事を感じるあたたかみのある風合いが素敵です。
鮮やかなオレンジをベースに、赤、青、緑とはっきりとしたコントラストでさまざまなモチーフが織り込まれたデザイン。大きさはW132×H92cmほどで、コーヒーテーブルの下や、ベッドサイド、子供部屋など、お部屋に取り入れやすいサイズ感です。
お部屋の印象をガラリと変えてくれる印象的な1枚です。タペストリーのように壁に飾るのもおすすめです。
ウールは元々短い繊維を集めて撚ることで1本の糸として作られていますが、ベニワレンなどモロッコのラグはウールをあまり撚らずに織られているため、使用していく中で毛がほぐされ、繊維が遊び毛として出てきます。
遊び毛は日々のお手入れとして小まめに掃除機をかけることで少しずつ落ち着いていきます。また、コロコロなど粘着性のあるものを使用すると毛の繊維を際限なく抜いてしまうので、ご使用はお控えください。
また、10年に1度のクリーニングもおすすめしております。
クリーニングをご希望の際は当店にご相談ください。専門の職人さんにメンテナンスを依頼させていただきます。
汚れの程度などによってどのようなメンテナンスが出来るか変わってきますが、職人さんに相談し、お見積りをご連絡させていただきます。
ラグのある暮らし、その延長線上にある、住む人のハッピーをイメージする。そんなコンセプトでギャッベやトライバルラグ、ペルシャンラグなどを日本に紹介している中目黒のラグ専門店Layout。まずは難しく考えず、普段着のようにパッと見て気になるものを手に取ってほしい。そのどれもが同じデザインではなく、実は世界に1枚しかないのです。
Bossこと代表の前田さんとバイヤーのHさんがシーズン毎にイランで1枚ずつ吟味するラグたち。
デザインや厚み、耐久性など、ラグとしての実用性や完成度はもちろん、何よりも1番の決め手は現地の人との出会いから始まるラグのストーリー。イランの広大な大地はいつも優しく、温かく。作り手や持ち主の情熱を感じ、この人から譲ってもらいたい、そう思えるものを日本へ持ち帰っています。
そしてその想いを次の持ち主へ、そこからまた新しい物語が紡がれていきます。