「控えめではあるけれど、主役の料理がみずみずしく映えるように」という思いから生まれた「瑞々(みずみず)」の器。岐阜県美濃の小田陶器と深山、デザイナーの小野里奈さんによって、毎日の食卓の風景を思い描きながら作られました。
小鉢、楕円鉢、まる皿、すみきり皿、木瓜鉢・・・と多彩なかたちがあり、それぞれにサイズバリエーションも豊富な瑞々シリーズ。
一見オーソドックスな形でも、縁の立ち上がりの角度や料理を持った時の余白が絶妙。料理やシーンにあわせて選びやすく、どの形も使いやすい、ついシリーズで揃えたくなる器です。
色は、艶やかな「青白」と「うす飴」の2色。どちらも昔から日本で普遍的に用いられてきた色合いです。
昔ながらのほんのりとした青さや、カラメルのような飴色の質感は、和洋問わず相性がよく、この器がどんな料理にでも使いやすい大きな理由にもなっています。
ちなみにうす飴は、小野さんの実家で食卓に並んでいた、ハンバーグやマッシュポテトを盛った、おいしそうな器の記憶が元になっているそうです。
単品づかいはもちろんですが、家族分や来客用に数を揃えるなら、ぜひ瑞々をおすすめしたいと思います。
理由は、作家物のような佇まいでありながら、お手頃価格であること。そして、複数枚を重ねてもかさばらず美しく収納できること。「重ねても高さがでない」というのは複数枚揃える時に大事なポイントなんですよね。
「つかいやすい器」と一言に言っても、器の形、料理との相性、収納性、食洗器の使用可否など、いろんな要素があります。その点、瑞々は全てをバランスよく兼ねそろえた、日々を助けてくれる器です。
こちらの楕円鉢は、8寸と9寸の計2サイズ。
楕円の細長い形は収まりがよく、テーブルの上でも収納時も省スペース。オーバルのお皿は数あれど、ここまで細長く、深さもしっかりあるものは他にはなかなかありません。深さがあるので料理もたっぷりと盛り付けられます。
瑞々は、岐阜県瑞浪市の陶磁器メーカー「深山(みやま)」と「小田陶器」の2社によって作られています。
美濃焼で名高い瑞浪市は、かつて国内の洋食器製造の25%を担った磁器の生産地。その地に集積された知識と技術をもって、現在も多くの器が制作されています。
変形やポットなどの成型に適した「鋳込」が得意な深山と、丸い同心円の形づくりに適した「ろくろ」が得意な小田陶器。同じシリーズの器を複数のメーカーが作る、という事例はあまり多くありませんが、それぞれが得意な技法を活かしたものづくりをすることで、瑞々の多彩な形を実現することができました。
かしこまらずに使える、生活に寄り添った器。多数ある形のバリエーションの中から、ぜひご家庭で使いやすい形を見つけていただければと思います。
■商品についての注意事項
・ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。予めご了承下さい。
・実際の色、質感、サイズ、重量には多少の差があります。予めご了承下さい。
8寸。一人分のカレーやパスタを盛るのにちょうどいいサイズ。