身近な自然の素晴らしさを伝えたい。植物研究家かわしまようこさんのそんな想いから生まれた、雑草由来のプロダクト「REAL PLANTS」から、新作の「スギナソープ」が届きました。

春の野に咲くツクシの栄養茎「スギナ」の粉末を配合した手作りの石けん。手にとり泡立てていると、つぶつぶ感がとっても心地よく、クセになる感触を楽しめます。

香りはサイプレス、シダーウッド、セージが配合されていて、とっても爽やか。洗い流した後に、心地のいい余韻を感じられる石けんです。

スギナとは、春に咲くツクシの栄養茎で、止血剤、強壮剤、利尿剤など、世界各地で薬草として使われています。その他には、「ケイ酸」の働きによる研磨作用があり、タワシ状に丸めて鍋を磨いたり、家具の艶出しに利用されている植物です。

スギナソープは、そのケイ酸の働きを生かした洗浄力と、スギナのつぶつぶ感を楽しめる仕上がりが魅力。ほどよい刺激が、クセになる洗い心地です。

成分には、肌を滑らかに整えてくれるスギナに、皮脂を落としすぎず、きめ細やかな泡を最後まで保てる植物油を配合。全身をスッキリと整える清涼感のある天然精油を使い、角質や毛穴の奥の汚れを落とす沖縄のクチャ（クレイ）と、肌や水環境にやさしい多孔質の麻炭が合わせられています。

粒子がとっても細かい沖縄のクチャは、皮膚の細かいキメや毛穴の奥にまで入り汚れを吸着してくれるので、しっかりと肌の汚れを洗い流してくれるのも魅力。

そして、熱を加えずに反応熱だけでじっくり熟成させて石けんを作る「コールドプロセス製法」を採用することで、こだわった材料に含まれる良質な成分をできるだけ壊すことなく石けんに閉じ込めました。

スギナソープをつくる中で課題に感じていたのが、石けんは水を汚してしまうことだったと作り手であるかわしまようこさんが教えてくださいました。植物の力を借りてものづくりをしていながら、その植物が育つのに欠かせない水を汚してしまうことは避けたいという思いから、成分を分解してくれる麻炭にたどり着いたそう。

麻炭が石けんの成分を分解してくれるので、水に流しても悪影響の少ない状態で使うことができます。自然のものから力を借りて、自然にやさしい状態で返す。循環についても考えられた石けんです。

スギナソープは、好みの使い方に合わせて選べる２つのタイプ。

一つ目は、ジッパー付きのタイプ。中には、ヘチマスポンジも付属しています。しっかりと密封してくれるジッパー付きなので、旅先への持ち運びに便利です。

付属のヘチマスポンジの上に石けんを置くことで、溶け崩れを防げます。

ソープバッグは、天然のサイザルを使用。使った後にフックにかけることができるので、乾燥もスムーズ。また、使っていて小さくなった石けんを最後まで泡立てるのにも役立ちます。

REAL PLANTSの記号のようなブランドロゴ、どんな意味を表していると思いますか？ 実は、「草」という文字を分解しているそう。かわしまようこさんがあえて分かりづらいロゴにしたのは理由がありました。

「草は、多くの場面で不要なものだとされていて、現代は草や土を無くしてどんどんコンクリートが増えています。草や土があると、雨や生活用水の水は土に染み込み、土のミネラルなどと合わさりながら海に流れていきます。

コンクリートばかりになると、水は用水路などを流れ、汚れなどが濾過されないまま海に流れてしまいます。そうして海が汚れてしまい、魚や環境への悪影響につながります。その魚の恵みをいただいているのは、わたしたち人間で全ては循環しているんです。

草や土の大切さについて、どうやったら気に留める人が増えるだろう？　と思い、このプロダクトをスタートしました。草に苦手意識がある人や興味のない人にも、ハードルや偏見のようなものをなくして興味を持ってほしいから、ブランドのロゴマークは「草」を表していることが一見分からないようにしているんです。草を身近に感じるきっかけになってほしいなと思います。」

身近な自然の素晴らしさを伝えたい。植物研究家かわしまようこさんのそんな想いから生まれた、雑草由来のプロダクト「REAL PLANTS」。
生きたいように生きる、植物たちの力を生かしながら、沖縄の小さな集落で、心地よい暮らしや身体につながるものづくりをされています。

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