昔々、夜空に浮かぶ三日月は、人々の願いをそっと受け止める存在でした。細く弧を描くその姿は、満ちていく未来の兆し。静かな夜、誰かが心に抱いた夢や希望を語ると、三日月はそれを聞き、やがて満ちる月へと導いてくれると信じられていました。闇の中で優しく輝く月は、まるで「大丈夫、進んでいこう」とささやくように、優しく私たちを見守っているのです。
ある夜、月が美しい光をこぼし、その雫が地上に降り注ぎました。その一滴が、オパールになった――そんな物語が、昔から語り継がれています。オパールは月の光を閉じ込めたように、揺らめく虹色の輝きを宿し、角度によって表情を変えます。それはまるで、月の雫が心に寄り添い、夢を映してくれるよう。持つ人の感性を研ぎ澄まし、未来へと導く力があると信じられてきました。
三日月の形をした指環に、小さなオパールがきらりと光る。その姿は、夜空に浮かぶ月と、そこにたゆたう雫のよう。願いを込めてこの指環を指に添えれば、月の光が心を包み込み、歩む道を照らしてくれるでしょう。静かな夜、ふと空を見上げると、三日月が微笑んでいる。そんな温かな物語を指先に宿して、あなたの毎日に寄り添う指環です。
【素材】 シルバー、オパール
天然石は、ひとつひとつ異なる表情を持っています。色や輝き、模様の違いは、まさに自然が生み出した唯一無二の美しさ。お届けする指環も、それぞれに個性があり、同じものはふたつとありません。
それぞれの石が持つ自然な風合いをお楽しみいただければ幸いです。世界にひとつだけの輝きを、どうぞご理解のうえ、お迎えください。
ご希望のサイズがございましたら、備考欄にご記入くださいませ。
ひとつひとつ丁寧にお作りし、お届けいたします。
満ち欠けを繰り返す月は、静かに時間を刻みながら、その姿を変えていきます。三日月の指環を重ねると、少しずつ満ちていく月のように、穏やかな移ろいを感じることができます。日によって、どちらか一つを選んだり、重ねたりすることで、その日の気分や空の表情と合わせた楽しみ方ができます。
一本で静かな輝きを楽しむ日もあれば、二本を重ねて華やかさをプラスする日も。
朝、目覚めた時に
今日はなんの日だろうと考えてみる。
なんでもない日も特別な記念日にしよう。
いつもそこに在る大事なことを思い出したとき
ささやかな贈り物を贈りたい。
そんなお店。
ちせは、2007年10月14日に創業しました。
店主兼彫金作家の谷内亮太とジャム作家のいのはらしほがお店を運営してます。