シグネットリングとは、かつて家紋や印を刻み、封蝋に押して「その人そのもの」を証す道具でした。
この小さな面に込められるのは、単なる装飾ではなく、個人の物語や願い、守りたいものの象徴。
時代を経てもなお、静かに意志を伝えるこのかたちは、現代の「お守り」や「信条」のように、心に寄り添い続けます。
フェイスに刻まれたのは、月明かりの野に佇む一羽のうさぎと、夢を揺らすひなげしの花。
うさぎは「繁栄」「長寿」「幸運」を招く存在として、
ひなげしは「安らぎ」と「再生」をもたらす花として、古今東西で愛されてきました。
このふたつを合わせたモチーフは、夜を越え、あたらしい光へ導く象徴として、持つ人の心をそっと守ります。
清らかなシルバーの輝きは、古来より「月の光」を宿すものとされ、
西洋では月の女神アルテミス、日本では「銀の月」と詠まれてきました。
このリングに使われているのは、その月光を思わせる純粋な銀。
夜の静けさと、内に秘めた強さを象徴するように、
光を控えめに映しながら、揺るぎない存在感を放ちます。
このリングは、
“個を表す印章”としてのシグネットの起源を受け継ぎながら、
月とうさぎとひなげし、三つの守護を宿した現代の小さな護符です。
日々の装いにそっと寄り添いながら、
指先に、心の芯を映す印(しるし)となってくれることでしょう。
大きなサイズをご希望の方は、備考欄にご希望のサイズをご記入ください。
思いを込めて贈る、新作の指輪。
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この機会にぜひご覧ください。
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ちせは、2007年10月14日に創業しました。
店主兼彫金作家の谷内亮太とジャム作家のいのはらしほがお店を運営してます。