このストールのために生地屋さんへ特注したこだわりの生地。オープンマインドコットンを使用。作家による1点物。
古くは八咫烏など神の使者として扱われていたカラス。
都会ではゴミを荒らしたり忌み嫌われる存在であるが、この両極端な印象が、どこか人間にも似ている。
ある日の夏。
庭いっぱいに茂った雜草を刈り取ろうと草刈り機のエンジンを回す。
草刈りは田舎では必須の作業で、夏になるとそこらじゅうで草刈り機のエンジン音が轟いている。
いつものように草刈り機を手にし茂った雑草に刃をむけた瞬間。
見慣れた庭の雑草たちが発する緑のグラデーションが目に飛び込んできて時が止まったかのようにその場に立ち尽くしてしまった。
そこにはヨモギ、スギナ、タンポポ、チャイブ、中には名も知らない草たちもたくさんあり青々と茂った全ての草が際立って見えた。
同時に周りの風景と融和しまるで緑色の油絵が目の前に広がっているようにも見えた。
オープンマインドコットンを使用し力織機でゆっくり織り上げたとても柔らかい木綿のシングルガーゼ生地です。
横糸に張りがあるのでシワが入りにくく艶やかな麻布です。
まるで手で紡ぎ織ったような感触の生地で、糸紡ぎ、織り、精練、の工程で生地に負担をかけないこだわりの製法で仕上げてあります。
ストールが十分つかる量の適当な大きさの容器に水を入れ、
標準使用量の合成洗剤を入れます。手洗いをした後、水ですすぎます。
必要に応じて押し洗いしてください。
洗濯機等で軽く脱水します。
脱水後、放置せず自然乾燥してください。脱水したまま放置しておくと、色うつりする 場合があります。洗濯の際、色が出る場合がございます。
この作品は作家による1点物です。
同じ柄の作品もありますが一つ一つ手作りですので大きさ、色合い、形には多少の違いがありますことを予めご了承の上、ご購入を検討ください。
大分県国東半島の突端。
静かな海となだらかな山に囲まれた自然豊かな場所に“ よつめ染布舎 ”はあります。
暮らしのアクセントになるような作品を作っていきたいと考えています。
よつめの染布にふれあうことで気分転換になったり、日常が少し明るくなったり、そんなことを願っています。
型染(かたぞめ)と筒描(つつがき)という染色技法を用いほとんどの行程を手作業で行っています。
手作業で染めた布には、機械では出せない独特の”曖昧さ”を纏っています。
線の輪郭がぼんやりしていたり、版が少しずれていたり。
それは意図しないところでありながらもその”曖昧さ”がどこか面白く、人の手の温もりを感じさせる。
そんな布を作っていきたいと考えています。
1982年 広島県生まれ
2003年 広島芸術専門学校グラフィックデザイン科卒業
2004年 株式会社吉田旗店にて染めの見習い
2014年 よつめ染布舎として活動を始める
2015年 拠点を大分県国東市に移し工房を新設
くさむら 灰紫