創業より織り続けてきた「トライカラー」シリーズ。
工房織座のシャトル織機が生み出す、独特の空羽(あきは)織りが、軽やかな存在感を描きます。
ところどころに生まれる“透ける部分”は、あえて糸を通さずに織り上げたもの。
整いすぎないその表情が、布に奥行きをもたらし、光や風をやさしく受け止めます。
この春、ストール全体の空羽部分に変化を加え、より繊細で軽やかな印象へ。
装いにすっとなじむ、柔らかな春色へと生まれ変わりました。
肩にかけるだけで、空気をまとうような心地よさ。
日差しの下ではほのかに透け、室内ではやさしく寄り添う。
季節のあいだを、静かに、でも確かに彩ってくれる一枚です。
空羽(あきは)織りは、平織りをもとにした技法のひとつ。よこ糸の本数をあえて減らし、部分的に透ける“空間”をつくります。布の中に生まれる余白が、軽やかさとやわらかな陰影をもたらします。
このストールでは、一般的な空羽織りとは異なり、横方向に段違いで透かしが現れる構造に。小さな織機を操る工房織座ならではの工夫が織り込まれています。
革新的な高速織機では表現しにくい、細やかな調整の積み重ね。透かしが均一に並ばないことで、巻いたときに自然な動きが生まれ、奥行きのある表情へとつながります。
光を受けるとやわらかく透け、重ねるとさりげなく影をつくる。その構造そのものが、まといに軽やかな立体感を添えています。
淡いきなりをベースに、澄んだ色がゆるやかに重なり合う三色の構成。はっきりと区切らないグラデーションが、布の中で自然に溶け合い、やわらかな奥行きを描きます。巻き方や重なり方によって見える色の分量が変わり、そのたびに異なる表情が現れます。
ところどころに表れる織り模様は、スラブ糸ならではのゆらぎによるもの。太さにわずかな変化のある糸が、均一になりすぎない陰影を生み出し、空羽の透かしと重なり合うことで立体感をいっそう引き立てます。近くで見ると繊細に、少し離れると軽やかな色の層として映る。その重なりが、装いに自然な動きを添えてくれます。
段違いに配された透かし模様が均等に広がり、さりげない美しさが浮かび上がります。透ける部分と糸の重なりが光をやわらかく受け止め、平面的にならず、自然な陰影を描きます。
透かしが重なりの中からふわりと現れ、思いがけない表情に。特別に整えなくても、布そのものが形を導いてくれるような感覚があります。どの方向から見てもどこかに透けがのぞき、軽やかな動きが生まれます。
実はこの「何気なく巻いても整う」こと思い、透かしの入り方や糸の重なりを組み立てデザインしています。
さりげなくまとっても美しく見えるように。
この空羽の技法は、創業当時から織り続けてきたもの。約19年のあいだ、少しずつ表情を変えながら、静かに親しまれてきました。小さな織機で一枚ずつ織る工程も、そのままに。工房の歩みとともにある織り方です。
これまでは落ち着いたシックな色合いで展開してきたトライカラー。創業20周年という節目を機に、春の光に映えるやわらかな色へと装いをあらためました。長く愛されてきた構造はそのままに、今の空気に寄り添うかたちへ。
積み重ねてきた時間と、変わらず大切にしている視点。その両方を織り込んだ一枚です。
●中性洗剤を使用し、単品でやさしく手洗いをしてください。
●蛍光増白剤・漂白剤は、ご使用にならないでください。
※洗濯機の手洗いモードは不可です。
※タンブル乾燥は、絶対に使わないでください。
●柔軟剤は、毛羽落ちの原因となる場合がございます。極力使用はお控えください。
●手洗いした後、タオルなどでやさしく水分を取り、風通しのよい日陰で竿などにかけ、形を整えて吊り干しをしてください。
●紫外線により黄変・変退色しますので、直射日光を避けて保管ください。
●目の粗い織りです。身にまとう際にはボタンやイヤリング、ネックレス、ファスナーなどへの引っ掛かりにご注意ください。
●目寄れが気になる場合には、指で優しく、寄れた部分をなぞるように直してください。
●目の粗い織物のため、アイロン時のひっかかにはご注意ください。
●濃色のものは、着用中の摩擦により色移りする場合があります。過度な摩擦や雨など、濡れる場所でのご使用はお控えください。
ご希望の方は商品と一緒に「工房織座|ギフトラッピング」をショッピングカートでご購入ください。
工房織座キナリノモール店で、13,200円(税込)以上お買い上げの方へ、
ご注文内容とは別に、軽やかな使い心地のタオルを1枚、同梱します。
※当社指定品・数量に限りがあります。
※お届け先とご注文者様が異なる場合(ギフト配送等)は、同梱対象外となります。
KOBO ORIZA CO., LTD.│工房織座について
工房織座は、織物産地 今治でも生粋の織り職人として名を馳せる武田(代表取締役)が40年勤めたタオルメーカーから独立後、2005年に創業。
愛媛県今治市の山間にある玉川町鬼原。その自然豊かな土地で、今治の綿織物の歴史を継承しつつ、思いついた新しい織りや形のアイデアを可能にするため、古くは100年前のシャトル織機を独自に改造し、巻き物を中心に暮らしに寄り添う織物を創り続けています。
100年前のシャトル式織機を復元・改造した「着尺一列機」から織りなす、ストールが中心の服飾雑貨ブランド。天然素材と織りにこだわりここにしかない模様が形の個性豊かなネックウェアを提案します。
今治から発信する、上質なタオルの創造プロジェクト、豊かな「水」の恵みに支えられて、「人」の手を経て完成する「布」。人と布の関係がこれからも永く続くことを願って立ち上げた「水布人舎」では、心地よい暮らしのタオルを作り続けます。
日常の小さな幸せを味わうためのファブリックブランド。暮らしに根付いた「いつも、いつまでも気持ちのいい布」を届けます。
オリーブ