遠足やランチタイムの楽しみ、お弁当。
アルミやプラスチックのお弁当箱もあるけれど、木ならではの温かみを活かした「曲げわっぱ」のお弁当箱はちょっとした憧れがあったりします。いつか使いたいな~と思っている方もいらっしゃるのでは!
当店でセレクトしたのは、曲げわっぱの老舗でもある、秋田の大館工芸社(おおだてこうげいしゃ)が作る小判型のお弁当箱。 昔からある形をそのままに、今でも愛されているお弁当箱です。
自然の厳しさに耐えた秋田産天然杉の真っ直ぐで弾力性の高い木目を利用して作られる大館曲げわっぱは、明るく優雅な風合いが魅力。
とても軽いのに強度と弾力性に富んでいて、夏は保冷、冬は保温と、自然の力を生かした秋田の伝統工芸品です。
曲げわっぱの歴史は古く、奈良時代に遡ります。マタギと呼ばれる木こりが杉の生木を曲げ、桜の皮で縫い止めたお弁当箱を作ったのが始まりなんだとか。
完成させるまでに、杉を煮て型に巻きつけて曲げる、乾燥させて接着、桜の皮で綴じて縫う、塗りと研磨…といった多くの工程を職人が一つ一つ丁寧に手作業で仕上げています。
日本各地には色々な曲げわっぱがありますが、伝統工芸品として指定されているのは大館曲げわっぱのみ。まさに、優れた技術の証です!
杉の木の温かみや丸い形が、ご飯やおかずをより一層美味しそうに見せてくれて、気分も上がる曲げわっぱ。
蓋を開けた瞬間、美味しそう!とニッコリ笑顔になれるように、彩りやボリュームを考えて詰めていくのもお弁当作りの楽しみですね。
このお弁当箱は中サイズなので、少なすぎず多すぎず丁度良い容量。少食の方はご飯を少なめに詰めると良いと思います。
いつも大盛!沢山食べます!という男性の場合は、ちょっと物足りないかもしれませんので、別でおにぎりをプラスしても◎
仕切用の板が付属しているので、ご飯とおかずを分けるのに使えます。お弁当箱の幅より仕切りの幅の方が長いため、少し斜めにしてはめてくださいね。
曲げわっぱは扱いにくいというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、そんなに難しいことではありません。きちんとお手入れすれば長く愛用することができます。
当店でセレクトしているのは、表面がウレタンで塗装されているタイプ。白木の無塗装タイプも見かけますが、何が違うかというと、なんと言っても扱いの手軽さです。
ご飯と一緒に、揚げ物や炒め物を入れることが多いお弁当。無塗装のものは、すぐにシミができてしまったり、乾燥に若干手間がかかったりするけれど、ウレタン塗装を施すことで、揚げ物や炒め物も安心して入れることができるんです!ご飯粒がこびりつきにくいというメリットも◎
白木の無塗装タイプに比べると木の香りや調湿効果は少ないですが、曲げわっぱの風合いやシルエットを楽しみながら手軽に扱うことができるというのが魅力。プラスチックのお弁当箱では味わえない風合いと魅力を感じてみてください!
食べ終わったら中性洗剤とスポンジで洗って、伏せないように上を向けて乾燥させればOK。
少しだけ手をかけてあげることで、長く使える大切な相棒となってくれます。
身近に工芸品を感じることができる曲げわっぱのお弁当箱で、楽しく美味しいお弁当生活を始めてみませんか?
■□ ご注文の前に一度ご確認ください □■
※天然杉を使用し、手作業によって作られているため、木目やサイズに多少の個体差がございます。手作りならではの個性としてお楽しみいただければと思います。
※使い始めはウレタン塗装の匂いが気になる場合がありますが、使ううちに消えていきます。
■□ 使用上のご注意とお手入れの方法□■
※初めて使うときは匂いや汚れの浸透を防ぐため、ぬるま湯に数回湯通ししてから、風通しの良いところで乾かしてください。
※手荒い扱いをすると破損の原因になります。丁寧にお取り扱いください。
※ウレタン塗装をしておりますので、使用後は中性洗剤と柔らかいスポンジで汚れを落とし、乾いた布でよく水分を拭き取ってください。湯水に長く浸すのはお避け下さい。
※洗い終わった後は上向きにして乾燥させてください。曲げわっぱの端に水を溜めたままにすると、変形の原因となったり乾燥に時間がかかります。
※漂白剤やクレンザー、タワシなどの硬いスポンジ類は使用しないでください。
※変形や変色の原因となるので、直射日光や火のそばに置かないでください。
※金属のカトラリーや木製箸で表面を突くと仕上塗装に傷が付き、黒ずみの原因となります。
※食洗機、電子レンジ、オーブン、直火のご使用はお避けください。
【大館工芸社(おおだてこうげいしゃ)】
昭和34年に創立した秋田県大館市にある大館工芸社は、曲げわっぱの老舗。 熟練した職人の腕により、日々素晴らしい杉工芸品が産み出されている。
【ギフトラッピングについて】
当店ではギフトラッピングを承っておりませんので、あらかじめご了承くださいませ。