STROLL-01(ストロール01)は、1枚のシートをくるくると巻いて自分でつくるシート製ストローです。
はじめはうまく巻けないかもしれせんが、何度か練習をすればコツをつかみ、きっと上手に巻くことができるようになります。
それは例えば箸のように。初めて使う時の難しさや、使えるようになった時のうれしさから愛着が湧き、繰り返し使って、最後は惜しみながらゴミ箱へ。
プラスチックを大切に使ってみることで見えてくる、新しい廃棄プラスチック問題への向き合い方。
そんな新しい文化と考え方を体感するためにも、ちょっと難しいですが、頑張ってストローを作ってみてくださいね。
まず1枚のシートを好みの太さになるようにくるくると巻きます。
ストローの太さによって飲みものの味わいは変わってきますので、いろいろな太さを試してみてくださいね。
巻き終わったらベルトで固定して、ゆっくりと飲みものを楽しんでください。
飲み終わったらシートを広げて洗うことで再び利用することができます。
今まで空気のような存在だったプラスチックのストローが「自分で巻いてつくる」という行動により思い入れが強くなり、何度も何度も使用したくなるはずです。
開発のきっかけは、2019年の夏休みに当時小学3年生だった娘が取り組んだ自由研究でした。
娘と一緒にストローの歴史や様々な素材を研究し、既存ストローの利点や問題点を検証して、繰り返し洗って使えるシート状のストローを考案・発表したところ、学校の先生から「お父さん、これ特許取れるんじゃないですか?」という一言をいただき、それから大人の自由研究が始まりました。
STROLL-01は、台などを使用せず両手だけで1枚のシートから真っ直ぐな円筒状のストローを作ることができます。また、シートは最適な角度で螺旋状に巻ける構造なので、適切に巻けば液体が漏れることはありません。
さらに飲み口にも飲料にも浸からない位置1カ所で、特別な固定器具やテープなどを用いることなく巻いたストローを固定することができ、スマートに使用することができます。
(特許出願中 出願番号:特願2019-227741)
プラスチックならではの特徴である、無味無臭で軽くて丈夫、しなやかな素材感が、飲みものを長時間に渡り美味しく飲むことを可能にしています。また、どのように巻いても口元が鋭利にはならない構造となっているため、口を傷つけることはなく安全です。
STROLL-01の素材はプラスチックです。
自然には還らない素材ですが、何度も繰り返し使用することによって無駄なゴミを削減し、思い入れを持って大切に使ってもらうことによって適切に処理してもらうことを目的としています。
口当たりの良さや耐久性の高さといったストローにおける「プラスチックの良さ」を生かして、継続的にプラスチック問題に向き合い、廃棄プラスチックを減らしていきたいと考えています。
近年、「プラスチック=悪」という構造ができています。確かに海洋プラスチック汚染問題は深刻です。
目に見える浮遊ゴミだけではなく、マクロプラスチックやナノプラスチックという現実を突きつけられると目を背けたくなるほどです。
一方で近代文明におけるプラスチックの功績というものは言わずもがな、急になくなる世界というのは想像し難いものがあります。
ここまで生活に密着しているプラスチックの廃棄を減らすためには、「プラスチックを一切使わない」という現実的に持続困難な方法ではなく、先ずはリデュース(減らす)やリユース(再利用)することが大切です。
燃やすと紙と同じく水と二酸化炭素にしかならないポリプロピレン100%のプラストローは、紙ストローの1/2程度の重量でつくることが出来るため、使った後で燃えるゴミとして適切に処理すれば理論上1/2のCO2排出量で済み、実は環境に良い一面もあります。
問題は自然に還らないことと、大量生産大量消費の使い捨てが前提で安価に存在してしまうため価値が限りなくゼロに近いということです。
STROLL-01は、プラスチックの良いところを生かしてプラスチック廃棄を減らそうというひとつの提案でもあります。
台紙をミシン目に沿って切り抜いて組み立てると、簡易ケースが出来上がります(表面防水加工済み)。
ケースに入れる際はストローのベルトを外して緩めながら入れると短く収納できます。
4種類のカラーをご用意いたしました。STROLL-01は、印刷部分がラミネートされており、フィルムの断面部分には印刷を施していないため、長時間利用してもインクの成分が液中に滲み出ることはなく安全です。
STROLL×ムクロジ木器 木の温もりを感じる専用ケースができました。
洗い終わったSTROLLを大切に保管するケースを、地元山口県のムクロジ木器さんにひとつひとつ丁寧につくっていただきました。
「プラスチックに価値を見出し、繰り返し大切に使う。」というSTROLLのコンセプトを支えてくれる、特別な専用ケース。手触りの良い木の質感がとても心地よく、経年変化が楽しめるようなしっかりとしたつくりになっています。
大変申し訳ございませんが、当ストアではラッピングを承っておりません。
お渡し用に便利な「ショップバッグ」(※有料または無料)をご用意しておりますので、ぜひご利用ください。
ショップバッグをご希望の場合は、有料・無料にかかわらず、備考欄への記入ではなく、商品ご購入と同時に必要枚数をご注文(0円~55円)ください。
光浦醸造は、慶応元年創業。山口県防府市にある小さな醸造所です。150年以上にわたり味噌や醤油などの伝統的な調味料をつくり続け、今日では、その伝統のなかで培った技術や感性を活かし、より幅広い視点で、日々の食卓のためになにができるかを考えています。
たとえば、これからの定番になるような、新しい食体験はつくれないか。たとえば、持続可能な社会の実現に、食卓を起点にできることはないか。
醸造所という言葉からは一見して想像できない商品も並びますが、常に基本にあるのは「あわせる」こと。土地の味や伝統に、特別なひとときに、あるいは時代や環境の変化にも。味を、人を、あわせることで生まれる豊かさを、大切に育んでいく。
ながき歴史の上に、未来を見つめる。それが、光浦醸造の現在地です。
味噌や醤油などの伝統的な調味料は、私たちが大切にする「あわせる」という想いの、基本の商品。慶応元年の創業以来、山口県は防府市の小さな醸造所で、変わらぬ「ふるさとの味」を、ずっとずっと守り続けてきました。ひとくち味噌汁を飲むだけで、遠い記憶や情景までもが眼に浮かぶような。その味を守ることが、私たちの大切な使命だと考えて。ながく醸造所を営んできた技術を今日も継ぎ、あわせる感性を、今日も磨き。やさしくてあたたかな、安心できる食体験を、いつまでも守り、生み出し続けます。
今では光浦醸造を代表する商品となったフロートレモンティーにも、私たちの「あわせる」という想いは息づいています。香り豊かな紅茶に、乾燥させた輪切りレモンを浮かべる。このありそうでなかった新たなおいしさは、あわせることが生む幸せの象徴のようにも思えます。極めてシンプルな組み合わせがもたらす、華やかな時間。誰かが誰かに会いに行く、手に持つギフトになるような、ちょうどいいサイズの喜び。その実感の上に、また新たな食体験を探求する私たちがいます。醸造所の伝統のなかで培った技術や感性を、日々の食卓に活かすアイデアを、私たちは今日も考えています。
パソコンのモニター環境や携帯電話の機種・設定によって、商品の色味や素材感などが実物と異なって見える場合がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。
画像左:太めに巻きベルトを2周通したもの 画像右:細めに巻きベルトを3周通したもの