こんにちは。カタカナの関野です。
秋の装いにぴったりな『Southern Field Industries』のイベントが9月9日にスタートします。
そして、今回は特別なカタカナ別注バッグ「useful tote(ユースフルトート)」も登場します!
カタカナ代表の河野は通勤、出張など普段から愛用するほどSouthern Field Industries(以下SFI)のバッグの大ファン!
今回のイベントに向けて作られた「useful tote」にはかなりのこだわりが詰まっているとか。
そんな「useful tote」に込めた思いをSFI作り手兼デザイナーの岡田学さん、そしてカタカナ河野へインタビュー!
二人の話を聞いていたら、ますますバッグの魅力が伝わってきました。
ぜひ最後までお付き合いください。
岡田さん→岡
河野→河
Southern Field Industriesとカタカナの出会い。
はじめに、二人の出会いについて聞いてみた。お互いにどんな印象を持っていたのか、共にものづくりをする相手として初めからなにか惹かれるものがあったのだろうか。
河:5年ほど前、お世話になっているお客様からSFIの展示会のご案内をいただいて紹介してもらったのが最初でした。
僕は無類の“トートバッグ好き”。展示会のDMの写真がカッコよくてすぐに惹かれたことを覚えています。実際に展示会に行くと、素敵なトートバッグがずらっと並んでいて。ありそうでない感じがカッコイイなあと思いました。
作り手でありデザイナーの岡田さんは物腰柔らかで、お話していてもとても穏やか。そんなお人柄からこのバッグが生み出されていることを想うと、なんだかドキドキします。人柄が作品ににじみ出ているんです。
岡: 河野さんの第一印象は、直感を大切にしている人、スタイリッシュな人。バッグをみているときの目や、触れ方ですぐにそんなことが伝わってきました。
展示会のあと何度かマルシェをやらせていただいたのですが、カタカナのお客様はこだわりを持った人が多いと感じています。いいものをたくさん見てきているからこそ、本当に好きなものを選んでらっしゃいますよね。
新しいお客様とも出会うことができ、僕たちにとってもすごくいい機会をいただいています。
Southern Field Industriesのものづくり
河野が直感で感じ取ったSFIのものづくりへの姿勢。それはSFIのシンプルなバッグ一つひとつからも感じられる純粋さのようなもの。岡田さんへバッグづくりにおいて大切にしていることを聞いてみた。
岡:常に新しい挑戦をしていたいと思っています。ブランドを始めた頃と同じモチベーションを保って、自分自身も飽きないように。
そのためにも、バッグをはじめ靴や絵、映像など、いいものに触れているように心がけています。仕事と日常はダイレクトに繋がっていますね。
河:岡田さんはものづくりのルーツもとても興味深いんです。それは、お父様がやられていた馬具作り。馬具作りで培った経験を、次はより日常に近いバッグへと繋ぎ、丁寧に続けてこられました。きっとその姿勢が変わらずあるから、僕はSFIのバッグに惹かれるんだと思います。
「トート420」の復刻に込められた想い
SFIを代表するバッグといえばトートバッグ。
今回の別注バッグもトートバッグですが、こちらはこれまで廃盤となっていた「トート420」というモデルを復刻したもの。なぜ、このトートバッグを復刻することになったのだろう。
河:僕は、トートバッグが好きです。なぜかというと、まず、バッグは肩にかけたくて。リュックだと荷物を取り出すまでにちょっとひと手間、かかりますよね。その点、トートバッグはガバッと開いて必要なものをすぐに取り出せるので、トートバッグを選ぶことが多いですね。
僕は荷物が多いので、たっぷり入るSFIのトートバッグは本当に便利。中身が少なくても、しっかりと形がきれいに保たれるのでいつでもどこでも連れて行きたくなります。
SFIに初めて出会った展示会のときに一目惚れしたのが「トート420」でした。
たっぷりある横幅、曲線が重なるデザイン、便利なポケットだったり。カッコイイポイントがたくさんあります。
廃盤になっていましたが出張や通勤など、一番僕のそばにあったバッグでした。
ぜひいろんな人に使っていただきたい!そう思い、今回別注として復刻をお願いしました。
トートバッグといえばカジュアルなイメージがありますけど、SFIのバッグにはどこか品があって、エレガントなんですよね。
それに、長年使ってくたくたになっても、それが味になる。
僕の周りでは、畑に持って行って野菜を入れて使ってる!なんてひともいます。その人のトートバッグはもう何度も洗われてかなり柔らかく、味が出ているのですがカッコイイんです。
使った人によってバッグの顔が変わっていって、なんとなく持ち主に似ていくのも面白いなあと思います。
岡:「トート420」は、バッグが二重になっているような構造になっているのでとても丈夫です。二重になった部分がポケットになっていたり、曲線が綺麗に重なっていたりとデザインや機能面でもポイントになっています。
持ち手の部分も表のポケットの中からあえて出すデザインにすることでシンプルですっきりとした印象になっています。カジュアルさと上品な雰囲気がどちらも楽しめるので、より幅広い方に使っていただけるかなと思います。
「useful tote」の誕生
こうして二人の想いが重なり「トート420」はカタカナ別注「useful tote」として復刻。
今回は2サイズ展開となり、より様々なシーンに合わせやすいよう作られている。制作過程でのやり取りなどをはじめ、完成までの裏話を聞いてみた。
河:今回の別注では以前あったものとデザインはほとんど変えていません。より手に取りやすい価格設定にできるよう、岡田さんにお願いをしました。
それともう一つ、カタカナのお客さまには女性のお客様が多くいらっしゃいます。そんな女性のお客様にSFIのトートバッグはちょっと大きいと感じることが多く、小さいタイプを作りたいなあと思っていました。
そこで今回、せっかく復刻したのだからと小さいものを作っていただきました!
これが本当にかわいいです。今完成したものを見てみると元々のサイズをただ小さくしたように見えますよね。
でも、実はこれ難産で(笑)何度も修正していただいて、全体のバランスを調整してやっと素敵なバッグができました!
小さいけれど、容量がたっぷり入るので機能面も抜群、クラシカルな雰囲気が他にはないものになりました。
岡田さんたちは文章や会話のやり取りだけでなく、実際に形を作っていろいろと提案してくださったので、僕たちもこれは!と思えるものを作ることができました。
岡:河野さんの言うように、「トート420」で使っていた型紙をそのまま小さくするだけではバランスが難しく、いろいろと試行錯誤しました。
僕たちの作るトートバッグはただの四角であることが少なく、曲線や形を工夫して全体のバランスを整えているので縦横の比率が単純ではないのかなあと思います。
作るたびに良くなっていく過程を僕たちも楽しませていただきました。
今回2サイズ作らせていただいたので、これまでよりも幅広い方々に使っていただきたいと思っています。
たくさん使って、育てて、入れる荷物や使い方で変わっていく表情を楽しんでいただけたら嬉しいです。
最後に一言ずついただきました!
河:僕は、美しいものが好きです。美しさというのは、いろいろありますけれど、僕はシンプルでスッキリしたものの中にある美しさが好き。それは、内面からあふれてくるもので、それぞれの美しさを極めた人にしか出せないと思っているから。
ものづくりにおいては、いい人が作ると、その内面がモノににじみ出てフィットしている。それが伝わってくると、ワクワクします。
そのワクワクを僕だけじゃなくてたくさんの人に知ってほしいというのが、僕のモチベーションになっています。
SFIに出会って、岡田さんという人に触れるたびに、このモチベーションがググッと上がってワクワクが止まらなくなります。
今回の別注バッグは時間をかけた分、とてもしっくりきているのでたくさんの方にみていただきたいです!
岡:力強さとエレガントな上品さを兼ね備えたトートバッグができあがりました。Southern Field Industriesのバッグはタイムレスで場面を選ばないから、どこへでも連れて行っていただけます。そしてこの先、10年後も20年後も一緒に育っていく感覚で使っていただけたら嬉しいです。
そして今後もマルシェやイベントで、カタカナのお客様と出会える場が作っていけたらと思っています!
「useful tote」以外のバッグにもそれぞれ個性がありますので、ぜひ手にとってみていただけたら嬉しいです。
お二人ともありがとうございました!
Southern Field Industries、カタカナ、それぞれのこだわりや想いを聞くことができました。
改めて今回特別に作っていただいた「useful tote」は2サイズ展開でのご紹介です。
使うシーンやコーディネートに合わせてぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
他にも素敵なバッグたちが揃っていますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
Southern Field Industries|useful tote/ユースフルトート S |レザー 帆布バッグ
ストア紹介
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