en・nichiのOTEFUKI、販売再開です
お待たせいたしました。
商品リニューアルのため、5月末に一旦販売を終了させていただいておりましたen・nichiのOTEFUKIが、本日販売開始です!
よりen・nichiらしさと使いやすさを追求し、使用生地やデザインも変更いたしました。
今回は、私たちの住む岩手の自然をテーマにした「山」「岩」「川と蛇」という、3種類の柄が登場です。
テキスタイル - 山 -
自然豊かな山々に囲まれた岩手では、山と密接に関わり合ってきた暮らしがあります。
山は、暮らしに必要な恵を与えてくれるものであると同時に、命の危険も伴う場所でもありました。
その感謝と畏敬の気持ちは、山への信仰として今でも岩手の地に残っています。
一見なだらかに見える山も、いざ足を踏み入れれば深く険しい表情をこちらへ向けるのです。
全ての山には神様がいると言われますが、それどころか山を形づくる起伏の1つ1つに神様がいるのではと思うほど。
「OTEFUKI -山-」は、山の中から間近に見る豊かな表情と、幾重にも重なり連なっていく山々の様子を描いた手拭となっています。
テキスタイル - 岩 -
岩手県には、巨石が祀られた場所が数多くあります。
巨石を祀る風習は、人の力の及ばない巨大な自然への畏敬が感じられ、そこにかつての自然と人との関係性がうかがえます。石や岩は朽ちることがなく、その不動性、普遍性が人々に信仰される理由の一つでした。
「OTEFUKI -岩-」は、火山の噴火や土石流といった自然の力によって不思議な形に重なったものや、あるいは人の手によって積み上げられ祀られた岩の形を表現した手ぬぐいです。
テキスタイル - 川と蛇 -
私たちの暮らす岩手県一関市には、磐井川(いわいがわ)という川が流れています。透き通った青緑色の水が流れる綺麗な川です。
磐井川は暮らしに恵みを与えてくれる一方で、過去には大きな水害で多くの命が奪われるなど、どちらの意味でも私たちの暮らしの身近にある存在でした。
うねりながら流れていく川の様子はよく蛇や龍に例えられます。
「OTEFUKI -川と蛇-」は、力強く美しく一関の町を流れていく磐井川の様子を、水の神様とも言われる蛇の姿と重ねながら描かれた手ぬぐいです。
触り心地柔らかな、文生地を使用
今回のOTEFUKIの生地には「文(ぶん)」という生地が使われています。
シャトル織機を使いゆっくりと織り上げるため、生地に負担がかからず柔らかな風合いに仕上がります。
また、綿花本来の色味をそのまま活かすため、漂白の工程をあえてせずに、あたたかみのある生成地に仕上げてもらいました。
手拭生地の中でも文生地は、太めの糸で目が粗く織られているので、汗や水をよく吸い、乾きも速く、日常使いに適した生地です。柔らかな手触りで、使い込むほどに肌に馴染んでいきます。
OTEFUKIの使い方いろいろ
OTEFUKI(手ぬぐい)は、手を拭く以外にも日常のさまざまなところで活躍してくれます。
ぜひ、あなたの生活に合った使い方で、en・nichiのOTEFUKIをお楽しみください。
OTEFUKIは、職人による手作業で一つひとつ丁寧に製作しています。
多少の色のムラや滲みがある場合がありますが、手染めの良さとしてご理解いただけるとうれしいです。
また、OTEFUKIは昔からの手ぬぐいの仕様に倣い、両端は縫われておらず、切りっぱなしとなっています。
これには洗濯後の乾燥を早め、雑菌の繁殖を防ぐなどのメリットがあります。
最初のうちはほつれてきてしましますが、その際は横糸をカットしてご利用ください。ある程度、縦糸がフリンジ状になってくる頃には自然におさまりますので、それまでじっくり育ててあげてください。
人にも自然にも寄り添う「暮らしの道具」を、en・nichiはこれからも作り続けていきたいと思っておりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ストア紹介
縁日
大正7年(1918年)創業、岩手県一関市の染物屋・京屋染物店(en・nichi)が運営するセレクトショップ「縁日」。
東北のものづくりを中心に、丁寧に作られ、丁寧に使いたくなる暮らしの道具をセレクトし、...もっと見る