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さがしモノ旅 和歌山 kitt編

ストア:katakana掲載日:2024/11/10

さがしモノ旅 和歌山 kitt編

カタカナでスウェットと言えば、「フワフワもっちり」の、このスウェット。
出合いはコロナ前の5年ほど前でした。
「どうしても見て欲しい商品があるので、商談をしたい!」との一通のメールが。

数日後お店に訪れてくれたのが有田さん。残暑の厳しい中、お店のガレージで汗ばみながらの商談が始まりました。
見せてもらった裏毛のスウェットは、いかにもプレーンなデザインで、キレイに仕上がっているけど特長は無いなかも、、
そう思いながら、スウェットにさわってみると、今までに感じたことが無いフワフワ感!
僕は暑さも忘れて試着していました。

「なに?この着心地の良さ!!」

それからは、こちらが逆に質問責め!
なぜ?こんなにもフワフワなやわらかさのか?
なぜ、こんなにも軽いのか?
なぜ肌あたりが、こんなにも気持ちいいのか?

【秘密は日本のモノ作り】

【秘密は日本のモノ作り】

その時おしえてくれたのが、「紡績工場の特殊な糸を使っているから!」
有田さんは、日本のモノ作りのすばらしさを、熱く、熱く語ってもらいました。

僕はすっかりこのスウェットに惚れこんでしまい、いつかお店で紹介できる日を夢見ていました。
その後、コロナ渦になり、すべてがバタバタと予定が入れ替わり、あっという間に数年が経ってしまいました。
このスウェットのブランドがスタートして3年後、カタカナでの取り扱いがスタートしました。
2022年1月に開催したはじめてのイベントは、僕たちも有田さんもビックリするくらいの大盛況!たくさんあった商品が目の前からドンドン売れていく。

けして安くないスウェットですが、1枚買っていただいたお客様が、日を開けずにもう1枚買いに来る。なんなら2枚買っていく!
恐るべきリピート率です。「1度着たらクセになる」そんな言葉が思わず口からこぼれました。

その年の秋にもイベントを開催し、初回を上回る大盛況!
そして、翌年の春にもイベントを開催しまたもや記録更新!
カタカナでは珍しい、年間で2回開催する人気のブランドになりました。

しかし、事件が起こります。
春のイベントの直前に、「このスウェットを作る紡績会社が工場を閉鎖する」と連絡が有田さんに入りました。

続く…

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「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」をコンセプトに、日本全国から伝統工芸品や名産品、洋品や文房具、作家モノなど、さまざまなものをセレクトしています。オンラインストアでは、東京・自由が丘の実店舗と連動し...もっと見る

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カタカナ河野による「さがしモノ旅 和歌山 kitt編」。 今日は前回の投稿の続きのお話です。 昨年のイベント開催直前に、「このスウェットを作る紡績会社が工場を閉鎖する」と連絡が有田さんに入りました。 「なんとかこの商品を継続できるように奔走したいと思います!でも、カタカナさんでやってくれるようなイベントは、これで最後になるかもしれません」 その春のイベントは、在庫が潤沢では無かったにもかかわらず、今までで一番多くのお客様にお買い上げいただきました。 いつかまた、あのフワフワなスウェットを紹介したいね。 有田さんと約束してイベントは終了しました。 数か月たったある日。有田さんからのメールをあけると、 「見て欲しいモノがあります」 商談は以前と同じ、店の隣のガレージです。 有田さんのカバンから出てきたのは、2枚のスウェット。 「以前のモノと比べて下さい」 僕は目を閉じて、スウェットを手に取ります。 利き酒ならぬ、利きスウェット。 「んんっ?」どちらも以前のフワフワなスエットと同じ感触なのです。 目を開けて、生地をよく見るとほんのり裏毛の色がちがいました。その他は本当に今までのモノと変わらない。 なんで、ここまでクオリティの高いモノが出来たのだろう? 有田さんを見ると、安堵した表情のあとにニヤリと笑いました。 「実は、このスウェットは糸も大事だったのですが、このフワフワもっちり感を出すには、編みが一番大事だったのです」 今まで特殊な糸から生まれるスウェットと思っていたのですが、 なんと!このスウェットは特別な編立によって出来上がっていたのか!!

2024/11/11