PAPER COLLECTIVE MAGAZINE
世界中のグラフィックデザイナーやイラストレーター、アーティストとコラボし、ユニークで美しいポスターを生み出し続ける PAPER COLLECTIVE(ペーパーコレクティブ)。
環境に配慮した FSC認証の紙を使用し、デンマーク国内で Swanマークの認証を受けた生産を行うなど、
持続可能なものづくりにもこだわっています。さらに、売り上げの一部をチャリティーへ寄付するなど、アートを通じて社会貢献にも積極的に取り組んでいるブランドです。
今月の PAPER COLLECTIVE MAGAZINE では、写真家でありイラストレーターでもある
Mimi Peeters(ミミ・ピーターズ)の心地よい暮らしに迫ります。
心地よい暮らしのヒント
イタリアの田園風景に囲まれた彼女の住まいは、
ヴィンテージの味わいと洗練されたデザインが共存する特別な空間。
アート、写真、インテリアが織りなす彼女の世界観を通して、"美しく暮らす" ヒントをお届けします。
(インタビュアー)
こんにちは、Mimi。今日はお家に招いてくださりありがとうございます!まずは、プロダクト写真を撮り始めたきっかけについて教えてください。静物写真にはどんな魅力を感じていますか?
(Mimi Peeters)
13年前に趣味として写真を撮り始めましたが、本格的に取り組むようになったのは2年前、
Instagramで自宅のインテリアアカウントを始めたことがきっかけでした。
ちょうど私たちはイタリアの古き良き魅力が詰まった家に引っ越したばかりで、
とてもインスピレーションを感じていたんです。そんな中、自宅のスタイリング写真を投稿していたら、
ある企業から「商品を自宅で撮影してくれませんか?」と声をかけていただきました。
初めての機会にとてもワクワクしましたし、自分の写真が企業のウェブサイトに掲載されているのを
見たときは本当に嬉しかったですね。
そこから少しずつポートフォリオを築き、さまざまなブランドとコラボするようになりました。
静物写真の魅力は、ただ“商品を写す”のではなく、暮らしの中でそのアイテムがどんな風に存在するのかを
表現できること。 写真を通じて、商品の物語を伝えることが大好きです。
(インタビュアー)
イラストと写真には、共通点を感じますか?お互いの表現を活かすことはありますか?
(Mimi Peeters)
私の中ではすべてがクリエイティブな視点でつながっています。
そのルーツをたどると、やはり育った環境が大きいですね。
父は写真を趣味にし、母はインテリアデザインを愛していました。
さらに、両親の友人のひとりが画家で、私の最初の先生でもありました。
その先生は、幾何学的な形を使って動物を描く特別な練習帳を持ってきてくれたんです。
父は私を暗室に連れて行き、一緒にフィルムを現像したこともあります。
幼少期は、まさに絵筆と写真の世界の間で過ごしていましたね。
アーティストとして、私は絵を描くことを「ゼロから何かを生み出す加法的なプロセス」だと考えています。
それに対して、写真は「三次元の世界のエッセンスを二次元に削ぎ落とす減法的なプロセス」。
一見対照的ですが、どちらも本質を見極めて表現することが大切なんです。
特に写真では「構図」がすべて。アートの経験があるからこそ、
バランスのとれた美しい一枚を意識するようになりました。
(インタビュアー)
あなたの写真には、どこか温かみのあるヴィンテージ感が漂っていますね。ヴィンテージアイテムはどこで見つけていますか?また、古いものと新しいものをどのようにミックスしているのでしょうか?
(Mimi Peeters)
私はいつも Facebookマーケットプレイスでヴィンテージ家具を探しています。
お手頃な価格で素敵な掘り出し物がたくさん見つかるんですよ。
例えば、私のお気に入りの Osvaldo Borsani のワードローブも、そこで見つけたものです。
「どうやってミックスしているの?」と聞かれることが多いのですが、
実は特にルールはなくて。すべては直感ですね。
以前読んだベルギーのデザイナー Gert Voorjans の言葉で、
「完璧な空間は作れない。不完全なものも必要だ」というフレーズがありました。
私はこの考え方がとても好きで、意図的に“少しの不完全さ”を取り入れることで、
インテリアに深みを加えています。
新しいものと古いものが混ざり合うことで生まれるレイヤードな空間が、私のスタイルのポイントです。
(インタビュアー)
Paper Collective のアートポスターを選ぶとき、どんなことを意識しましたか?
他のアートとの組み合わせを考えましたか?それとも、インテリア全体との調和を重視しましたか?
(Mimi Peeters)
私は Paper Collective のアートポスターをいくつか持っていますが、それらを一緒にギャラリーウォールとして飾っても、個別に配置しても、どちらでも美しく馴染んでくれます。
特に意識して選んだわけではないのですが、気がついたら自然と空間に溶け込むものばかりを選んでいたんです。直感を大事にして選んだアートが、暮らしの中でぴったりとハマる瞬間があるのは、とても嬉しいですね。
Mimi Peeters の住まいには、どこか時間がゆるやかに流れているような心地よさがあります。
ヴィンテージとモダンをミックスし、アートを取り入れ、完璧すぎない美しさを楽しむ。彼女の暮らしには、私たちの住まいにも取り入れられるヒントがたくさん詰まっています。
あなたも、ミミのように “「心地よい」と感じるものを直感で選ぶ” ことから始めてみませんか?
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