「見えないところまで、きちんと。」
それは、NARUのものづくりの基本です。
服は、見た瞬間の印象だけで
終わるものではありません。
袖を通し、洗い、日常の中で何度も着る。
その時間の積み重ねの中で、
本当の価値が決まっていくものだと
私たちは考えています。
今回ご紹介するのは、デニムの貼りポケット。
一見すると、
ごく普通のポケットに見えるかもしれません。
けれどその縁には、
私たちの小さなこだわりが込められています。
布の端は、そのままだとほつれていく
布の端は、何もせずにそのままにしておくと、少しずつ糸が出てきます。 これは不良ではなく、布が持つ性質そのものです。
特にデニムのような織物は、端の処理によって耐久性が大きく変わります。 着用や洗濯を繰り返す中で、端に負荷がかかることも少なくありません。
だからこそ、ポケットの縁は丁寧に扱う必要があります。 目立たない部分ですが、実はとても重要な箇所なのです。
カラオーバーという工程
NARUでは、貼りポケットの縁に 「カラオーバー」という工程を加えています。
端をもう一度縫い、糸が出てこないようにする工程です。 表からはほとんど見えませんし、 気づかれることも少ないかもしれません。
それでも私たちは、この工程を省きません。
工程は、減らそうと思えば減らせます。 見えない部分は、コストや効率を優先すれば、簡略化することも可能です。
けれど、私たちは 「必要な工程は残す」という選択をしています。
自社工場だからできる判断
NARUは、自社工場で縫製を行っています。 企画から生産までを自分たちの手で担うからこそ、 工程の一つひとつを、自分たちの基準で決めることができます。
「ここは省いても問題ないか」ではなく、 「ここは本当に必要か」。
その問いを、現場で何度も重ねながら服をつくっています。
効率を追い求めることも大切です。 けれど、効率だけを優先すると、 少しずつ“安心”が削られていくこともあります。
私たちは、派手さよりも安心を。 見た目の分かりやすさよりも、積み重ねを選びます。
カラオーバーは、そんな判断のひとつです。
気づかれなくてもいい
ポケットの縁を見て、 カラオーバーに気づく方は、ほとんどいないかもしれません。
それでもいいと思っています。
見えない部分にこそ、そのブランドの姿勢が出る。 私たちはそう信じています。
長く着てもらえること。 何度洗っても安心して袖を通せること。 日常の中で、自然と手に取ってしまうこと。
その積み重ねこそが、服の価値だと私たちは考えています。
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ポケットの縁に施された、ほんの小さな工程。
けれどそこには、NARUのものづくりの考え方が表れています。
見えないところまで、きちんと。
自社工場だからこそ守れる工程を、
これからも一つひとつ大切に積み重ねていきます。
ストア紹介
NARU
女性に輝く日常を手に入れてもらうためのファクトリーブランドNARU。
創業1953年来、大阪府泉大津市の自社工場でデザイン企画、編立、裁断、縫製すべてを一気通貫したモノ作り。
価格の価値が薄れ...もっと見る