兵庫県立美術館 「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展 入口
こんにちは。hushykkeスタッフのみっちーです。
みなさん、現在「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展という展覧会が、
兵庫県立美術館で開催されているのをご存知でしょうか?
ミナ ペルホネンとデザイナー皆川明さんの、
ものづくりとその思考を紹介する展覧会で、
2020年7月3日~11月8日まで開催されています。
私は開催2日目、7月4日に行ってきました。
ソーシャルディスタンスを保つため、
鑑賞には事前予約が必要ですが、
その影響もあって、
ほどよい人数で落ち着いてみることができました。
『流行に左右されず、
長年着用できる普遍的な価値を持つ
「特別な日常服」をコンセプトとし、
日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、
オリジナルの生地からプロダクトを生み出す
独自のものづくりを続けてきました。』
(「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展公式HPより)
展示室の中では、
写真撮影可の所も多々あり、
気になる展示はたくさん撮影してきました。
中でも圧巻だったのが、
ブランド設立から2020-21年秋冬コレクションまでの
約25年分のコレクション約390点を、
壁面4面を使って一挙に展示している
「森-洋服の森-」と名付けられた展示室です。
一つ一つの服の並びは、年代順ではありません。
年代はミックスして並べられていますが、
どれが昔のものでどれが最新のものか、
全く分かりません。
どれも古くさくなく、
どれも流行に囚われず、
まさにブランドのコンセプト通り、
「 長年着用できる普遍的な価値を持つ 」服です。
実際に10年、20年と着用された個人の愛用品を展示する、
「土-洋服と記憶-」という展示室もあり、
服とその持ち主の思い出が書かれたプレートが、
展示されているのですが、
10年も20年も着続けることができるデザインと、
服の作りの良さに驚くばかりでした。
もちろんどの服も大切に使われてきたから、
というのは言うまでもありません。
私はどうだろうかと、
私の身の回りにあるものを思い浮かべてみました。
服飾系は長い物でもせいぜい4年前後かな。
う~ん…
あっ!一つだけありました!
学生時代から使っている腕時計!
誕生日に親に買ってもらったものです。
もう20年ぐらい使っています。
もうこの時計は、私の日常の一部です。
一応磨いていますが、傷だらけ。
思えば、いろんな所に一緒に行きました。
いろんな場面を一緒に経験しました。
傷だらけだけれども、
かえってそれが安心感だったりします。
そう思うと、
何だか急に愛おしくなってきました(笑)。
『何年にもわたり、その人の人生に寄り添い、
ともに時を重ね、
使い手の人生の一部になっていく服。』
(「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」鑑賞ガイド)より
ミナ ペルホネンのコンセプトを
身をもって体験していますね。
最近、何かを購入する時、
これは長く使えるか、
長く愛着を持てるか。
そういった基準で選ぶようになりました。
傷だらけの時計のように、
愛着のある、
愛おしくなるものばかりで
周りを埋め尽くしたら、
どんなに豊かだろうと思う今日この頃です。
余談ですが…
コレクション約390点の中から一つ貰えるとしたら?
という他愛もない質問を、
一緒に行った友人と真剣に考えました(笑)
私は、 上の画像の真ん中、
うすい水色のワンピースの上に、
スカート部分だけ透け感のある生地が
重ねられたものが欲しい!(笑)
素敵じゃないですか??
バレリーナの衣装のようでもあります。
これが我が家のクローゼットに入っている。
そう想像したら、ワクワクしますね♪
展覧会は衣服だけでなく、
インテリア用品や生地、デザイン画など、
ミナ ペルホネンを構成する様々な要素が、
展示されています。
ただただ可愛いとうっとりするもよし。
こんな風にデザインされるのかと、
製作の裏側を楽しむのもよし。
色んな楽しみ方ができる展覧会です。
11月8日まで開催しているので、
是非行ってみてください♪
事前予約制なので、予約を忘れずに!!
早めの予約をおススメします。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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