オリジナル生地「SASHIKO」につなぐ思い

ストア:entwa掲載日:2020/12/15

オリジナル生地「SASHIKO(刺し子)」とは?

刺し子とは、綿100%の日本の伝統的な織りの生地で、もともとは東北地方で厳しい寒さをしのぐために生まれたといわれています。
道着にも使われるほどの丈夫な生地で、通気性や保温性があるのでオールシーズン使えることが特徴です。

私たち風の栖はこの刺し子生地でひざっこパンツを作っています。シリーズ名は「SASHIKO」

そもそもなぜ、この生地を選んだのか?そこに込めた思いは?
今回は、製作の話を少しだけ、お伝えしたいと思います。

刺し子生地との出会いから生まれたひざっこパンツ

私たちの服づくりは、生地との出会いから始まります。
生地を見つけては、この形にしたら面白そう!
この生地には、こうしたお洋服が欲しい!
など、日々想像を膨らませて作っています。
ある時、刺し子織と出会った瞬間に一目惚れ。
ポコポコした生地を触っていると、どんどん想像が膨らみ
この生地がお洋服になったらどんなに素敵だろう・・。と、思いが巡りました。

刺し子織の道着としても耐えうる丈夫さや、吸湿力、触れても暑苦しくないさらりとした肌心地。
私たちが心がける、 日々によりそう服 に通ずるものを感じて、すぐにでも作りたくなりました。
まずは生地を取り寄せて、みんなで履いたり洗ったりと何度も試作を重ねて出来たひざっこパンツは、思い描いた通りに!

刺し子特有の履き心地の良さで、暑苦しさや重みを感じることなく過ごせます。まずは「生成り色」が誕生しました。
そして、生成り色の合わせやすさ、履き心地の良さを実感していくうちに、だんだんと湧いてきた気持ちがあります。
自分たちでオリジナルカラーの刺し子織を作れないかという思い。

そこで生成り色の次に、「あずき色」が生まれました。

この色は、紫なのかグレーなのか・・一言では言い表せられない絶妙な色。
黒の代わりになる位、万能な色を目指して作りました。
何度も何度も試験を重ね出来た深みのあるこの色は、
全ての色の要素を含むので、組み合わせしやすい自信作です。
一着を大切に、丈夫に長く着るために、ちくちく、ちくちくと針を重ねる刺し子。
日本古来からある伝統の美しさに憧れを感じて、一着を長く着る。そうした思いも一緒に受け継いで、大切にしていきたい。
そんな思いを込めながら、伝統美を受け継いだ刺し子織の生地を使って、
他にもどんなお洋服ができるかな・・バッグも作りたいな・・
などと、日々膨らむ想像は尽きぬまま・・。
これからも、ものづくりを続けていきたいと思います。
ストア紹介

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