輪になって踊るように優雅なたたずまい。新作・ワルツネックレスが誕生しました!

ストア:トリプル・オゥ掲載日:2021/07/07
こんにちは、トリプルオゥの野村です。
7月7日にトリプル・オゥの新作ワルツネックレスが発表となりました。
デザインの構想からおよそ2年半。ようやく皆様にお披露目となります!
今回はそんなワルツネックレスの誕生について深掘りしていきます。

ワルツネックレス2つの魅力

カスタマイズも可能なパーツ仕様

ワルツネックレスが従来のアクセサリーと大きく違う点は、パーツの組み合わせで出来ているということです。

ワルツネックレスを構成するのは20個のパーツ。全てのパーツが分解出来るため、長さを変えたり表裏を逆にしてみたり、、

自分だけのオンリーワンアクセサリーをつくることが出来ます。

(今後はパーツのみの販売なども検討中)

パーツを組み合わせることで形づくられる刺繍の新たな立体表現です。
表はレーヨン糸、裏はラメ糸のリバーシブル使用。組み合わせ方でネックレスの表情がかわります。
表はレーヨン糸、裏はラメ糸のリバーシブル使用。組み合わせ方でネックレスの表情がかわります。

やさしさへのこだわり

“すべて糸”で出来ていることにこだわったのは、金属アレルギーの方にも安心して身につけて頂きたいから。アレルギーや敏感肌で身につけるものが限られてしまう方々のおしゃれの幅を広げたいという想いがあります。

特に肌に触れる紐部分はソフトなシルクにするなど、着け心地にも気を配りました。
それだけでなく、見た目のボリュームからは感じられない、わずか6gの軽さもポイント。

大ぶりなネックレスを着けたいけど、肩が痛くなるのが心配という方にもおすすめです。



また、パーツが分解出来る利点はカスタムのみではありません。

肌にあたり、汗汚れなどの気になる部分は、それのみで取り外せ、手洗いが可能なんです。
手を取り合って踊るように優雅なイメージから名付けられた“ワルツネックレス”

続いては、その制作に関わったスタッフに話しをききました!

【制作秘話】ワルツネックレスに込めたデザイナーの想い

デザイナー カタクラ
ワルツの前進となるネックレスのデザインに取り掛かったとき、“つながり”が一つのキーワードでした。

私たちの仕事はお客様と作り手、糸屋、染屋、商品を扱うショップなど、パートナーさんのどれが欠けても成り立たないという想いがあります。

そんな人と人とのつながりのようなものをデザインに落とし込めないか?というイメージがありました。



制作初期のワルツは海外向けの商品として開発をしていました。海外では大ぶりのアクセサリーやインパクトのあるデザインが好まれるということから、今より大胆なデザインです。
コスチュームアクセサリーのよう。これも素敵ですが、重さやコスト、サイズの使いにくさがネックに…



結局この時は発表には至らなかったのですが、アイデアは温めておりました。

リデザインでより使いやすく立体感もありつつ繊細に、、

その後、使いやすさを求めてリデザインを重ね、今の形が生まれます。

変えなかった点は“つないでいく”ことと“すべて糸”という点です。日常への取り入れやすさを考慮する中で、パーツは小さくなっていきました。

小さいパーツがつくれるのは刺繍ならではですが、パーツが小さくなる程ミシンの難易度も上がります。

チェーン風に見える刺繍などもありますが、組み立てられるという構造にこだわりました。

その訳は、組み立てるという行為に含まれる柔軟性。使い手が着け方を選べる余白のあるアクセサリーを目指したからです。

最後まで悩んだ糸の刺し方

そうして形が定まり、素材が決まっても最後まで悩んだのはパーツの刺繡の刺し方(柄)でした。表面をサテンステッチにするか、ギザギザに縫って変化をつけるか?微妙な見え方の差でチームの意見も割れました。

サテンステッチは光りの反射が均一で、ギザギザなステッチは光が乱反射し、刺繍っぽくない素材感。

最終的にフォーマルな雰囲気がポイントとなり、光沢がきれいなサテンステッチに決まりました。

作り手のこだわり

次に作り手たちの声を聞いてみたいと思います。話しを聞くと、見た目ではわかりにくいこだわりが隠されていました。
ミシン担当 ナガオ
サンプルの段階でパーツのエッジにラメ糸とレーヨン糸の境目がきて、チクチク感が気になるという問題がありました。

それをなんとか縫いで解決できないかと言われたんです。

裏面の張りのあるラメ糸を表のソフトなレーヨン糸で覆うように下糸と上糸の糸調子を調節

しました。
リバーシブル仕様なので裏面に表の糸が見えすぎてもいけません。パーツの厚み分ギリギリをレーヨン糸で覆うように縫うは難しかったです。

ミシンあるあるなのですが、一度調節すればずっと同じ糸調子というわけにはいかないんです。ちょっとした原因で糸調子は変わってしまう。こまめに裏側を確認しました。最終的に綺麗に縫えたときは嬉しかったです。
仕上げ担当 ストウ
今まではミシンの段階である程度形になって上がってきていたので、パーツを組み立てるという工程は初めてでした。パーツ一つ一つを仕上げして、さらに組み立てていく作業は通常よりも時間がかかります。
チェーンパーツをよくよく見ると、∞の形の左右で若干大きさが違うように出来ているんです。ほんのちょっとの差ですが。この差がパーツを組み立てた時に綺麗なカーブを描きます。

エレガントを体現したワンランク上のアクセサリー

ラメ糸とレーヨン糸、シルクの3種類の糸を使用し、上品な輝きが贅沢な一品

ワルツネックレスはエレガントで優雅な雰囲気をまとうアクセサリーです。

日常に寄り添うアクセサリーをめざして

最後まで見ていただきありがとうございます。

アクセサリーは消耗品ではなく、いつまでも長く使える愛用品になって欲しい。

カスタムの可能性があるアイテムデザインは、そんな想いから生まれました。

カスタムできる、余白があることで自分だけの着け方を見つければ、それは愛着あるあなただけの一品になります。



トリプルオゥはこれからも、日常をちょっと豊かにするアイテムを皆さまにお届けします。
ストア紹介

トリプル・オゥ

軽く、しなやかな、刺繍アクセサリー 「トリプル・オゥ」は創業145年の刺繍工房「笠盛」から生まれた糸のアクセサリーブランドです。一本の糸から作り出されるアクセサリーはとても軽く、肌に優しいつけ心地。金属...もっと見る

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