こんにちは〜
今週も「Kalevala Stories」のお時間です!
ついに日の目を見た Lapponia ジュエリーたち。
その後 Lapponia は、
どんな発展を遂げていったのでしょうか?
〜 そして物語は続く 〜
1970年代初頭から
Lapponia のデザイナーチームには
デンマークのジュエリーデザイナー Poul Havgaard (1936–2011)と
フィンランドの画家 Juhani Linnovaara がまず加わり、
やがて、ハンガリー生まれの造形作家
Zoltan Popovits も加わって、チームは成長していきました。
(Poul Havgaard が1970年代にデザインした Who Knows ネックレス)
(Zoltan Popovits がデザインしたユニークな Spirit of the Machine ネックレス。
2010年にラッポニアの50周年を記念して作られた)
1989年にはフランスのデザイナー
Christophe Burger がチームに加入。
2000年に入る頃には Pekka Hirvonen をチームに迎えます。
彼はもともと Lapponia で金細工職人として
ジュエリー作品のモデルの制作をしていた人物です。
2006年にチーム初の女性デザイナーとして
台湾生まれの金細工職人、郭昭賢(Chao-Hsien Kuo)が
チームに加わりました。
2010年代には Mari Isopahkala、
Taru Harmaala Chaloff、
オランダ出身の Liesbeth Busman や
スウェーデン出身の Martin Bergström が、
Lapponia のためにジュエリーをデザイン。
最近では、
現在最も有名なアメリカのデザイナー Karim Rashidが
「Sielu ジュエリーコレクション」を2019年の春に発表しました。
Chao-Hsien Kuo、Taru Harmaala Chaloff、
Liesbeth Busman のデザインしたジュエリーたちは
現在「Kalevala モダンコレクション」の一部となっています。
私たちのデザイナーは皆、
自ら築き上げたスタイルというものがあり、
それが Lapponia を前へと推し進めてきました。
デザイナーたちに共通していること。
それは、好奇心、芸術を愛する心、
ジュエリーデザインへの情熱、
北欧に広がる自然や心象風景を読み解く感性でしょう。
(Mari IsopahkalaがデザインしたWinter Pearlネックレス。2011年 Arno Rafael Minkkinen 撮影)
〜 Lapponia は Kalevala に 〜
Lapponiaは何十年もの間、
フィンランドのジュエリー輸出の中心であり
国際的に最も名の知れた
フィンランドのジュエリーブランドでした。
人々はその豊かな表現力と彫刻的なデザイン、
力強く時にドラマティックなフォルムと素材の組み合わせ、
そして質の高さによって、
Lapponiaのジュエリーを認識してきました。
このジュエリーブランドは多くの賞を受賞し、
また多くの美術館がコレクションとして所蔵しています。
(Golden Chasm。Björn Weckströmが生み出した、新生Kalevalaのための最初のコレクション)
2005年8月。
Lapponia は Kalevala に買収され、
翌年の冬には Lapponia のジュエリー製造と従業員は
ヘルシンキにある Kalevala の敷地に移されました。
このことにより、
2つのユニークなブランドと
100年以上にわたりジュエリーを作り続けてきた
その歴史が一つ屋根の下で生きる、
フィンランド最高峰のジュエリーデザイン会社が誕生。
2020年秋には Kalevala と Lapponia のブランドが合併し、
新生Kalevalaとして新たな時代を歩み始めました。
Lapponia のユニークなデザインは
Art by Kalevala コレクションの中で生き続け、
ジュエリーの製造は今もなお、
ヘルシンキでの高度な技術のフィンランド手仕事として
継続されています。
そうして、物語は続いていくのです。
***
いかがでしたでしょうか?
60年ほど前。
まるで運命の糸に手繰り寄せられたかのように
出会った二人の職人たち。
長い年月をかけて生み出された
フィンランドの黄金と同様に、
二人のジュエリーも時代とともに
輝かしいものへと発展を遂げ、
次第に世界中から素晴らしい才能も集います。
「フィンランドの未来に貢献する、
なにか新しいジュエリーを」
……という願いは
やがて Kalevala と歩みを共にすることで
ついにフィンランドジュエリーの世界に
光をもたらすことに。
このストーリーには
なんだか胸が熱くなります。
彼らの物語が続くように、
この「Kalevala Stories」も続きますよ!
(なんだか雰囲気が最終回みたいですが。笑)
ぜひ次回もお楽しみに♪
Kalevala の美しいジュエリーはこちら
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Kalevala|Winter Pearl Necklace (ウィンターパール) ネックレス
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