こんにちは〜
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
今週も「Kalevala Stories」のお時間です!
先週から語られはじめた Kalevala の歩み。
困難な時代だったからこそ
作り手と消費者のつながりは深く、
「ジュエリーが生み出す支え合いの心」が
文化として根を下ろした背景がよくわかりました。
さて、今週は一体どんなお話が聞けるのでしょうか?
〜 New Design 〜
1940年代、Germund Paaer のデザインによる
ジュエリー作品200点以上が
コレクションにすでに加わっていました。
ミュージアムピースのコピーや再解釈だけではなく
Paaer は自身のデザインも生み出しています。
これらは古代ジュエリーの持つフォルムや
豊かな装飾からインスピレーションを得ていますが、
特定のアイテムをベースにはしていません。
1940年代にデザインされた作品には、
Kalevala オリジナルコレクションの代表作である
「Moon Goddess」や「Iku-Turso」があります。
1947年、Kalevala はモダンジュエリーの第一回デザイコンテストを開催。
これにより、Kalevala でのモダンジュエリーデザインがスタートします。
Elsa Heporauta はこう言っていました。
「古きものを模倣するのであれば、新しいものを創造しなくては」
コンテストの優勝作品である
Kirsti Ilvessalo の「Doll」と Kaj Franck の「Bark」は
21世紀になるまでコレクションに残存しました。
(Kirsti Ilvessalo がデザインした『Doll』の1960年代の広告写真)
若き Eero Rislakki (1924–2017)が
デザイン責任者として採用され、
続いて1956年に Börje Rajalin が採用された1950年代初頭。
モダンジュエリーの役割はさらなる高まりを見せました。
モダンジュエリーのデザインは、
フィンランドの応用美術の国際的な躍進の鍵を握っていました。
この成功の重要な分岐点となったのが、
1960年のミラノ・トリエンナーレです。
Rajalin がデザインし Kalevala が製造した
シルバーを用いた個性的なインスタレーションは、金賞を受賞。
その結果、フィンランド国内のみならず
国外でも大きな話題を呼ぶことになりました。
(デザイナーの Börje Rajalin(中央)と受賞した Kalevala社製のユニークなシルバー・インスタレーション)
1963年に就任した
ファッションアーティスト Paula Häiväoja (1929–2011)は、
Kalevala 初の女性のデザイン責任者です。
彼女は1950年代からジュエリーデザイナーとして
Kalevala に貢献してきました。
彼女の代表的スタイルでもある
超現代的なシルバーとゴールドのジュエリーデザインは、
半世紀前と同じく現在でも近未来的な印象を与えます。
Häiväoja は1967年まで責任者として勤め上げますが、
フリーのデザイナーとして
自身のスタジオを開くため職を辞しました。
現在、彼女のデザインは
Art by Kalevala collection でご覧いただけます。
(1960年代に Paula Häiväoja がデザインした、近未来的なシルバーのヘッドドレス)
***
いかがでしたでしょうか?
ついにモダンジュエリーの幕が開けましたね。
これから現代に至るまで、
どのような軌跡をたどるのでしょうか?
ぜひ次回もお楽しみに♪
余談ですが。
文中にチラリと登場した「Kaj Franck」の名前には、
私(カオリ)、興奮してしまいました(笑)
え、あのカイ・フランク?……!!
本当に?!そうなの?!!状態です(笑)
どんなデザインなのがどうしても知りたくて
ネットで「Bark」を調べましたが、なんとヒットせず……。
どなたかご存知ですか〜(涙)
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