“ハレの日”にも、ふだん使いにも。 「わたしたちらしい、オケージョンのかたち」
春の気配はまだ感じられなくても、こどもたちの大切な日に向けてそろそろ準備を始めなくてはと考えている方も多いはず。卒業式や入学式、謝恩会や改まった食事の場など、大人にはおめかしが必要なシーンは意外と多いもの。
そうはいっても、その日のためだけのものを買って、一度きりのものにしてしまうのは、なんだかわたしたちらしくない。特別な日に着たいのは、毎日でも着たくなるような”わたしたちらしい服”。そんな思いから、大切な日も、日常的にも着られるくらすことオリジナルのオケージョン・アイテムを作りました。
今回は、単品づかいもできるセットアップ、ワンピース、それから作家さんの思いがこもったコサージュやサイズ別注のブラウスなどが登場。こだわりのつまったアイテムをコーディネートとあわせてご紹介します。
item.01 晴れの日のよそおい ジャケット&パンツ
ジャケットなのに疲れない リラックスして着られるセットアップ
オケージョンのセットアップというと、微光沢だったりとろみがある生地のものが多いけれど、なんだかわたしたちにはピンとこない。おうちでもお手入れしやすくて、シワを気にせずに着られる、そして何よりきていて疲れないことがとっても大事。パンツだってそれは同じで、ゆったり穿けてだけどだらしなく見えない。気になる腰やヒップ周りもカバーしてくれる優秀さ。特別な日の服は、毎日着たい服でいてほしい。そんな思いから生まれた、いつものワードローブにすっと馴染むようなセットアップです。
体にフィットしすぎないゆったりシルエット。ドロップショルダーにすることでリラックスして着られて、ジャケットなのに疲れ知らず。体型を選ばず、インナーに厚手のものを選んでも着膨れしないのもうれしい。
パンツはゆとりのあるヒップまわりから裾に向かって絞っていくテーパードタイプ。ゆったりとしたシルエットなので、脚のラインを拾わず、ヒップが大きいもしくはヒップがない、どちらも悩みもカバーしてくれます。
麦わら帽子やカゴバッグ、スニーカーなど、カジュアルなアイテムとのコーディネイトも◎
saleくらすこと|「わたしたちらしい、オケージョンのかたち」ジャケット&パンツ[七五三/卒業/卒園/入学/入園/セットアップ/フォーマル]
item.02 スタイルを選ばない マキシ丈ワンピース
どんな体型の方も包みこむ ジャケットにも合うマキシ丈ワンピース
「ジャケットに合うワンピースが欲しい!」との声から生まれた、ジャケットと合わせればキチンと見えて、1枚でも華やかさを演出できるワンピース。こだわったのはシルエットと素材。いろんなシーンに対応するベーシックな黒と、普段使いもしやすいチャコールグレーの2色展開です。どんな体型の方にも似合うわたしらしい装いが叶う一着に仕上がりました。
コットンリネンのカジュアル感に、キュプラが入ることで光沢感と落ち感をプラス。シンプルな中に、肩のステッチなどで個性を演出。ギャザーやタックの可愛い要素をきれいめの生地で程よいバランスに仕上げています。
item.03 コサージュ作家・小澤佳子さんと作った フラワーコサージュ
重なり合う花びらが襟元を華やかに彩る コサージュ“daisy (デイジー)”
コサージュ作家として活動されているcorsage. ozawa 主宰の小澤佳子さんにディレクションいただいた、くらすことオリジナルのコサージュ。雛菊をイメージして作られた“daisy (デイジー)”。「純愛・無垢・初々しい」の花言葉通り、幾重にも重なる花びらが印象的な可憐な仕上がりです。
葉っぱの生地は小澤さんご自身に手染めしていただき、ニュアンスのある雰囲気の仕上がりになりました。色は、淡い花びらのカラーに深緑の葉のコントラストが美しいピンクベージュと、落ち着いた色の花びらにセージカラーの葉がシックなチャコールグレーの2色展開。
corsage. ozawa 主宰 コサージュ作家・小澤佳子さん
岩手県出身。千葉県在住。2010年より手染めのコサージュ製作をはじめる。幼い頃から身近に感じていた草花や想像の中に存在する花を作品としてかたちに。染色した生地を使ってひとつひとつ手づくりで生み出される小澤さんのコサージュの花々は、どれもやさしい色合いが特徴的。
item.04 別注サイズもそろう F/styleの亀田縞ブラウス
くらすこと別注Lサイズも F/styleのコットンブラウス
オンもオフも大活躍するブラウスには、亀田縞というコットン100%の素材を使用しています。亀田縞とは、もともとは新潟県の亀田で農民たちが水と泥に強い野良着を自作していたことから始まった素材。水に強く、洗うほどに肌に馴染んでいくのが特徴です。着ていくごとに増していく風合いも楽しみのひとつ。襟元はすっきりとしたノーカラーで、1枚で着るのはもちろんジャケットやカーディガンのインナーとしても◯。裾脇に施されたゴムで、ウエスト部分にメリハリが生まれます。
通常のMサイズに加え、くらすことのために特別に別注サイズでLサイズを作っていただきました。お取り扱いはオフホワイトとダークネイビーの2色です。
F/style 亀田縞のブラウスはくらすことオンラインストアのみでのお取り扱いとなります。
item.05 特別な日は クラシカルなウロコレースのタイツで
足もとに可愛いアクセントを KURI BOTELLAのタイツ
日々のカジュアルスタイルから、オケージョンスタイルまで、幅広いシーンで活躍するKURI BOTELLAのタイツ。ガーランドのようにカーブした線が連なるウロコ柄とシンプルで落ち着いた印象のリブタイツ。どちらもつま先とかかとにラメ糸が施されバイカラーになっているのも、おしゃれゴコロをくすぐるポイント。
晴れの日はもちろん、カジュアルなスカートスタイルやパンツの下からのぞかせてもかわいい上品なデザインが魅力的です。
KURI BOTELLA ウロコレースタイツ[オケージョン/フォーマル]
「わたしたちらしいオケージョンのかたち」はこうして生まれました!
くらすことには子どものいるスタッフも多く、実際に子供の卒園式や入学式などのシーンに向けてオケージョンのスタイルを探しているスタッフも多く、この春、わたしたちがほしいと思えるオケージョン・アイテムを製作することになりました。
「自分たちが着たいオケージョンがない!」
「一度きりのための服にしたくない!」
「特別なシーンでもいつもの自分らしさを忘れずにいたい」
そんな声をもとにコンセプトに掲げたのは、「わたしたちらしくいられる」こと。
くらすことの企画スタッフでもあるデザイナーの藁谷真生(わらがい まお)さんと一緒に、今回製作した基本のアイテムともいえる、ジャケット、パンツ、ワンピース、そしてコサージュ。
スタッフたちのリアルな声、それに藁谷さんのデザイナーとしての独自の視点をいかして、ひとつひとつ形にしていきました。くらすこと企画スタッフの赤間、そして藁谷さんに商品の製作にあたり、こだわったポイントについて聞きました。
まずはじめにこだわったのは生地選び
企画スタッフ赤間:オケージョンのジャケットやパンツというと、とろみのある生地を使ったものが多いですよね。だけど、それはわたしたちにはピンとこないよねって。
デザイナー藁谷:思い切って、コットン素材で作ることにしました。もちろん見た目だけじゃなく、自宅でもお手入れしやすくて、シワも気にならないものだったらいいなと。製品洗いをかけて、少しシワ感を出すことで扱いやすく、シーズンレスな一着に仕上がったと思っています。特別な日に着るものだからこそ、着ていて疲れないアイテムにしたかったんです。
藁谷:ワンピースの生地については、キュプラをベースにコットン、リネンが混ざっているというところポイントです。キュプラが入ったコットンリネンなら光沢感と落ち感が表現できるかなと思って選びました。
赤間:つるつるとした肌触りにリネンのネップが現れることで表情豊かになりますよね。キュプラはコットン由来の再生繊維なのでエコなのはもちろん、静電気も起きづらく着心地もいいのもうれしいですよね。
誰にでも似合う丈、シルエット
藁谷:ワンピースのデザインを考える上で丈については、“誰にでもバランスよく着こなせるのは?”と試行錯誤を繰り返しました。そうしてたどり着いたのがマキシ丈です。
赤間:中途半端な丈よりもあえて長めにすることで、オケージョンシーンでも浮かない落ち着いた印象になりましたね。体のラインを気にせずに、身長、体型問わず着ていただけると思います。
葉を手染めで仕上げたコサージュ
藁谷:コサージュは、corsage. ozawa 主宰であるコサージュ作家の小澤佳子さんにディレクションをお願いしました。花びらはリネン、葉は"モア"という毛足のある生地を使用した異素材の組み合わせ。コサージュの葉っぱの生地は小澤さんご自身に手染めしていただき、全体的にニュアンスのある色合いにこだわってやさしい雰囲気の仕上げています。
赤間:このデザインなら、オケージョンなどの華やかなお洋服にはもちろん、ニットやストール、バッグにつけたりのカジュアルな使い方にも合い、シーンや季節を選びませんよね。パッケージには小澤さんが今回コサージュを作ってくださった際に描かれたコサージュのイラストを使用させていただいたんです。ぜひ、パッケージにもご注目ください。
晴れの日だけじゃない、大人のオケージョンシーン
藁谷:卒業式や入学式にはもちろん、法事やお通夜など略式喪服としても着られたらと、ジャケットやパンツ、ワンピースの素材もあまり光沢が出過ぎず、またカジュアルになりすぎずというほどよいバランスを意識しました。
赤間:色んな意味で一度だけにならないほうが、お洋服により愛着を持っていただけるのではないかと思っています。
赤間:今回、オケージョンアイテムのひとつとして、新たにCLASKA「DO」のフォーマルバッグもお取り扱いをスタートすることになりました。長財布やスマホ、袱紗、お数珠など必要なものがちゃんと入るけど、大きすぎないのがいいですよね。ちょうどいいサイズです
藁谷:それに、かっちりしすぎない少し丸みをもたせたフォルムなので、慶弔のシーンだけじゃなくて、学校の行事とかちょっとしたお出かけシーンにも使えるデザインですよね。
デザイナー 藁谷 真生(わらがい まお)
1981年、東京生まれ。エスモード・ジャポンを卒業後、アパレルメーカーにて約8年にわたり数ブランドのデザインを担当。2011年、自身のブランド「BLANKET」を設立。その後、第2子の出産をきっかけに生活のリズムが変わり、これまでと同じペースで続けていくことが難しくなり、子どもが少し手を離れ始めた2018年からクラスカ発のアパレルブランド、「HAU」を立ち上げ、デザイナーを務めている。
ストア紹介
くらすこと
わたし自身のものさしを見つける、くらすこと。
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そんな暮らしまわりの雑貨や洋服、台所道具、自分たちが...もっと見る