おはようございます、yahaeの石川です。
1月も残すところ、あとわずかというタイミングで2022年初めての投稿となります。
遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
先日、ずっと行きたかった「民藝の100年」という展覧会に行ってきました。
「民藝」と聞いて面白そうだなと思い気になっていたものの、そもそも「民藝」って何だろうという疑問を持ちながらいざ展示へ。
民藝とは
【民藝】
庶民の生活の中から生まれた、素朴で郷土色の強い実用的な工芸。民衆的工芸の略。大正末期、日常生活器具類に美的な価値を見出そうと、いわゆる民芸運動を興した柳宗悦 (やなぎむねよし) らによる造語。
辞書で調べると上記のように解説されています。柳宗悦の名前は知っているものの、どのような人物なのか、どのような経緯で民藝運動を始めることになったのかについては、あまり知りませんでした。しかし、この展示を通して、それらを年代に沿って流れで知ることができ非常に面白かったです。
その当時、柳氏らが気に入って身に付けていたという丸メガネやツイードのスーツなども展示されていたのですが、それがまたおしゃれなこと!隣に居合わせたおじさまは「おしゃれやな〜」と思わず心の声が漏れ出ていました(笑)
ものづくりと民藝
展示を見終わった後に、「自分たちがいま作っている靴下も後世になったら民藝と呼ばれているのではないか」ふと、そんなことを思いました。民藝の定義はいくつかあり、その解釈も時代の変化とともに変わっているようです。
色んな人やものがつながり、それが民藝運動になっていき、柳氏らの精神が現代にも受け継がれている。あらためて、昔からあるものを残し続けることの尊さを感じました。ヤマヤはおかげさまで昨年創業100年を迎えることができました。そして、また次の100年に向けて歩み始めています。
特設ショップにはyahaeの靴下も(すでに完売しておりました)
写真は会期始めの頃に、別のスタッフが行った際に撮ったものです
沢山の作品や当時の貴重な資料などもあり、かなり見応えのある展示なので、お時間のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
ストア紹介
yahae
東京・清澄白河にあるファクトリー直営の靴下専門店。すべて奈良・広陵町の自社工場で一点一点、丁寧に編み上げています。私たちが作るのは、1921年から引き継がれてきた私たちの「歴史」と、これから歩みたい100...もっと見る