琉Q(ルキュー)は、自然の恵みが溢れる沖縄発祥の商品開発プロジェクトです。
沖縄で営まれてきた”健やかな生活”にヒントを得て、誕生しました。
”沖縄の特産物や、家庭で永く愛されてきたもの”をプロダクトコンセプトに、
商品を通して”沖縄の恵みと知恵”を、わかりやすく紹介していきます。
商品開発にあたって大事にしていることは”素材や製法にこだわった良いもの”であること。
商品作りにこだわり、自然本来のものを大切にお届けしていきます。
今では珍しくなってしまった100%沖縄県産のピィパーズを粗挽きにした香辛料です。
ピィパーズは、石垣島、西表島、竹富島などを含む八重山諸島で昔から食べられてきた「島胡椒」のこと。
この島胡椒を粗挽きし、混ぜ物をせずにパッケージした希少商品です。
素材のままの風味をいかしました。
シナモンのような、スパイシーで独特の香りと、後からじわりとくる辛さが特徴です。
ピィパーズは、八重山で昔から食べられてきた島胡椒。
石垣島の旧盆には、ご先祖様を迎えるために、庭先に生えているピィパーズの新芽を摘んできて、ご飯に混ぜ込み炊き込みご飯を作っています。
沖縄ではピィパーズの香りを楽しむような食文化が根付いています。
一般的によく使われているのは、摘んだものを天日干しにし乾燥させて、粉末状にしたものです。
八重山そばには欠かせない香辛料として親しまれていて、八重山ではどこの沖縄そば屋に行っても、テーブルの上にあるものです。
ピィパーズの和名は「ジャワナガコショウ」。
文字通り原産地はジャワやスマトラなどの東南アジアです。
そのピィパーズが沖縄にはどういう経緯で入ってきたのかは不明ですが、遡ると14世紀の琉球王国にはあったという文献が残っています。
先人が交易で南方から取り入れて、朝鮮、中国あたりに運んで行ったという歴史も記されているようです。
沖縄に古くから根付いているピィパーズ。
最近では、沖縄県産100%の胡椒は貴重となってしまいました。
ピィパーズは挿し木でしか増えず、苗を作っても上手く育たない、難しい植物なのです。
琉Q(ルキュー)「沖縄の島胡椒 ピィパーズ」を作る「ピィパーズを生かす会」では、ピィパーズの栽培方法、調理方法の研究、製品の開発、壁面緑化の植物としてピィパーズを推奨し、ピィパーズを絶やさぬ活動を行っています。
ピィパーズは、葉や実を食せる上に、ゴーヤと同じく夏のエコにも役立つ植物なのです。
八重山の島胡椒を絶やさぬ努力の元、栽培され、その風味を活かし商品化された琉Q(ルキュー)「沖縄の島胡椒 ピィパーズ」。
魚や肉のグリルやフライドポテトにパラッとかけたり、麺類やスープ、紅茶やコーヒーにひとふり。
今では珍しくなってしまった100%沖縄県産の島胡椒を、ぜひ料理に加えてみてください。
きっと新しい味の発見があるはずです。
(現在販売されている商品には、掛け紙はついておりません)