初版から30年以上の時を経て新版として蘇った「都築響一」の作品集
日本人作家、編集者、写真家である都築響一の作品集。
「やむをえず、初めて大判カメラを購入した。車は持っていなかったので、原付の足元に機材を載せ、2年以上もの間東京を走り回った。それが私の写真家としての原点だった。初版から30年余りの時が過ぎた今、『Apartomento』から『Tokyo Style』の新版が出るというのは、小さな奇跡のように感じられる」ー 都築響一
カルト的人気を誇る名著でありコレクターズ・アイテムの象徴でもある『Tokyo Style』が、初版の刊行から30年以上の時を経て新版として蘇った1冊。
この写真集は不朽の名作であり、本当の意味で人が住まう東京の住居をごく親密な距離からありのままに写し出しています。初版の贅沢なページ構成はそのままに、装丁を一新して制作された新版です。
本作のアイコニックなイメージのセレクションが並んだ後には、作者が新たに書き下ろしたあとがきが添えられていて、豊かな自己表現をなすアナログ世界を捉えた作品群が喚起するノスタルジアに光を当てて本書は締め括られています。
作者の長年の友人であり、アメリカを拠点として活動する作家のバリー・ユアグロー(Barry Yourgrau)が序文を寄稿。「卑猥なものから奇抜なもの、ファンキーなものからKAWAIIもの」にあふれた東京の「雑然としてひどく散らかった」隠れ家について思いを巡らせる。
本書は、世界有数の大都市が孕む日常へと読者を誘い、我々自身やそのコミュニティとより繋がりをもって生きるための雛形を紹介しています。「ほら、座りなよ」と作者は手招きしているよう。「こんな生活も、まあ、悪くないから」と。
※こちらは、作者のサイン入りの書籍です。
(サインは、署名入りシートの添付ではなく書籍に直接署名が入っています)
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