家で過ごす時間が多くて体が凝ってしまう、整体にも行きにくい……。そんな時、マッサージも自宅でできたら安心です。
「指圧らくだ」は、上に寝転がるだけで背中や肩甲骨を刺激してくれるマッサージ器です。胸郭が広がることで、呼吸も楽に。自重でマッサージできるから、手が疲れることもありません。テレビを見ながらや、音楽を聴きながらでもお使いいただけるので、隙間時間に体をほぐしたいという、忙しい方にも重宝します。

足裏や首なら、自分で指圧できますが、難しいのが背中です。こちらは上に寝転ぶだけで背中をマッサージできるアイテム。大きなアーチと小さなアーチを繋げた形状で、全体に細かい段差があります。

この段差の刺激が血流を促したり、筋肉のコリをほぐしたりします。真ん中に隙間が空いているのは、背骨を痛めないためです。大きなアーチがフィットし、背中が伸びた体勢になると、本当に心地いいものです。普段パソコンを使う方は、猫背気味になっているかもしれません。こちらに寝転ぶと胸郭が広がり、呼吸のしやすさも実感できますよ。

整体では、だいたい5kgくらいの力でマッサージしているそうです。これを自分一人でやるとなると、とても大変。こちらは寝転ぶことで自重分の力を掛けることができるので、手が疲れることもありません。使用時のコツは、全身の力を抜くということだけ。

寝転ぶだけでも気持ちいいですし、寝転んだ状態で、左右に揺れるのもおすすめ。揺れることで段差に当たる部分が変わるので、いろいろな部分を刺激することができます。この手軽さなら、毎日使うのも負担にはならないはず。こまめにコリをほぐして、疲れを溜めない習慣作りもできますね。

健康器具というと、ピンクやオレンジなど色が奇抜だったり、安っぽい素材感だったりして、お部屋に出したままにはしにくいものが多いです。こういった健康器具は、しまい込んでしまうと使用頻度が落ちてしまいがち。でもこちらは、すべて木製でナチュラルな印象。家具の一部のような、お部屋に馴染みやすいビジュアルです。すぐに手に取れる場所にあれば、使用頻度を増やすことができますよね。木肌は丁寧に仕上げられていて、なめらかな肌ざわり。背中なので基本的に服を着た上から接すると思いますが、素肌が触れても優しい触感です。

指圧らくだは、大きなアーチと小さなアーチがあり、このアーチを上手に活用することで様々な場所をマッサージすることができます。

大きなアーチを肩甲骨に当てれば胸が開きやすくなります。この状態で腕を上下させると背中まわりの筋肉がほぐれてきます。

また、大きなアーチを腰に添わせると、背中をぐっと伸ばすことができ、同時に小さなアーチで臀部の筋肉をほぐすことができます。
普段意識をしないと浅い呼吸になりがちですが、背中と胸の筋肉が伸ばされると、自然と呼吸が深く入るようになります。全身脱力しながら深呼吸をするだけでもとても心地よく感じられますよ。もし圧が強く感じるようでしたら、指圧らくだの上にタオルなどを敷いてお使いいただくのもすすめです。

つくり手は、岩手県の「内田販売システム」。バットなどのスポーツ用品や、フィットネス・トレーニングツールなど、スポーツと健康をテーマにものづくりされていらっしゃいますが、特徴的なのはどれも「木製」にこだわって作っているところ。というのも、もともと「内田木工」という製材所で、自社で企画したものを、自社の木工職人さんが手仕事で作っています。インテリアに馴染みやすいだけでなく、木製ならではの肌当たりのよさやあたたかみを感じていただけます。

この「指圧らくだ」は、代表の内田さんが肩痛で腕が上がらないことに悩み、肩や背中を自分でマッサージするためのツールを作りたいという思いから生まれたものなんだそうです。効果的に刺激ができるよう、針灸の先生に形の相談しながら形を設計し、実際に一週間ほど愛用を続けたら見事に肩痛が改善し、針灸の先生にも驚かれたんだとか。外出の機会が減り、体を動かす時間が減りがちな昨今。おうちにいながら、自分の好きなタイミングで体をほぐせるマッサージツールです。

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