インドの代表的なフォーマル民族衣装、クルタ。
長年愛されてきたsisamの象徴的な一品です。

チカン刺繍を贅沢にほどこしたKURTAは、着る人も、見る人も、魅了してしまう美しさです。
今季は、ベーシックな白に加え、深みあるネイビーが登場しました。

胸元で咲き誇る草花モチーフの手刺繍は、生命力を感じるほど生き生きとしています。
まるで一枚の絵をまとっているよう。

まとう人の気持ちを優しく底上げしてくれるような特別な一着です。

他にも袖口や背中など、服のあちこちに繊細な刺繍が惜しみなく散りばめられています。
どの角度からも、手仕事が美しく浮き出てくれる一枚です。

インドのチカン刺繍はお母さんから娘へ、刺繍村の女性たちに継承された技術。
さまざまな手刺繍の服を作ってくれている女性たちにとっても、この一枚の難易度は最高級です。

彼女たちの仕事場は、それぞれの住居。
家事や子育てなど、生活が密接にある場所で、子どもたちやヤギに見守られながら日々仕事をしています。

華やかな刺繍を、どんなシルエットやデザインのうえに乗せれば、
まとう人の魅力を最大限に引き出せるのか。

ロングセラーのなかで改善を重ねながら、さりげないディテールにこだわり続けてきました。

大きいスリットは、涼やかな抜け感を生み出します。
どの角度から見ても、ぬかりない佇まいに。

身頃には裏地もつけて、透け感を軽減しています。

生地にとけこむ同系色ボタンには、シェルボタンを選びました。
小さなところも自然素材にこだわって。

また、刺繍の甘さとのバランスをとるために、凛とした印象のヘンリーネックを採用しています。

KURTAは、2サイズでお作りしています。
体型やお好みに合わせて、皆さまの個性に美しくフィットする1枚をお選びいただけたら幸いです。

同系色のパンツと合わせたワントーンスタイル。
KURTAのもつエキゾチックな印象を爽やかに引き立ててくれています。

上下でメリハリをつけた、ネイビーのスタイル。
両脇のスリットデザインも、きれいに引き立ちますね。

さりげなく浮き出る刺繍のディテールが、ストライプの模様と爽やかなバランスをとっています。

一枚の服が出来上がるまで、長い長い旅が続きます。

まずはベースとなるお洋服を縫い上げるところから。
小さな工房にて、ミシンで縫製をしていきます。

停電が起こるときも多いので、その際は足踏みでカタカタと地道に進めていくそうです。

次に手刺繍の下絵となるブロックプリントを押していきます。

こんな繊細な模様を彫っていくのも、すべて人の手が成す技にゆだねられた仕事です。
壁一面にブロックが並ぶ、1,2畳くらいの狭さの部屋で、ひたすらブロックを押し続けます。

そして次に受け取るのは、刺繍村の女性たち。
一枚の服の刺繍を仕上げるために、数日はかかるそう。

そのあとも洗濯や検品など、たくさんの人を介して、一枚の服は出来上がります。

手から手へ、手から手へ。
その一枚を最後に受け取る誰かの日常が、楽しく豊かになることを願って。

オーガニックコットンを100％使用しています。
私たちの肌の心地よさだけでなく、地球環境や作り手の暮らしを守る選択肢を。

コットンの栽培法のなかで、今は全体で1％ほどのオーガニック農法が世界に広がっていきますように。

薄くて軽いボイル生地なので、真夏でも涼しく着ていただけます。
生地に透け感があるので、手刺繍をより華やかに見せてくれる生地です。

（長野県 40代)
オーガニックコットンの夏の薄手のシャツ（ボイル）をこの夏愛用しました。本当に風が心地よく通って軽やかな気持ちになれる着心地で大好きです！

（鳥取県 40代）
7部袖ぐらいのものを2つ持っていますが、初夏から晩夏まで長く使えて着心地が良いです。

（東京都 60代）
ボイルの長袖は夏でも薄いのでとても気持ちよく、暑さの厳しい今年は直射日光を避けられて助かりました。

（大阪府 30代）
肌触りがいいので、刺繍が隠れてもったいないなと思いつつも、時々はニットやジャンパースカートの下にも着たりしています。

カラティマクは、地域で育まれてきた伝統刺繍輸出を通して、女性たちとその家族の自立支援と、地域の伝統文化の発展を目指すフェアトレードNGOです。
400年の歴史をもつ「チカン刺繍」と呼ばれる美しい刺繍をほどこすのは、ラクノー郊外にあるスラム地域や村々の女性たち。
厳しい自然条件の中、涼しい木陰や家の中で、家族やときにヤギに見守られながら、一刺し一刺し刺繍をしてくれています。

sisamでは9号サイズ、身長158cmの標準体型を基準にして製品作りをしています。

PCモニターや携帯電話の機種・設定によって、商品の色合いや素材感などが実物と異なって見える場合がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。

sisamの取り扱い品のほとんどは、作り手の家や小さな工房内で手仕事により作られています。

多少のゆがみやきず、不均一さといったものは、天然素材や作り手によって生まれた個性と考えています。
手仕事品の証として、お楽しみいただけましたら幸いです。

ですがフェアトレードの現場において、どこまでを手仕事や天然素材の味として許容できるのかという問いは、常に問題意識として持っています。
ものづくりの技術や設備は年々向上していますが、まだまだ未熟で発展途上にあることも実情です。

ご購入後、商品について気になることがございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。