三重県四日市市の萬古焼（ばんこやき）。粘性の高い独特な土を用いた、軽く硬く焼き締めた急須作りが特徴です。
南景製陶園は1913年に陶土の製土業として創業され、1972年に急須窯元に。萬古焼の産地で独自に土を配合し、急須やお茶のシーンを中心に製作されています。

背が低めの、小ぶりな湯呑み碗。削ぎの形が、土と釉薬の表情を引き立てています。

白色土で下地の陶土に化粧掛けし、透明釉を掛けて焼成されています。柔らかい表情が魅力です。ガラス質の釉薬はかかっていませんので、マットな質感になっています。

口縁等に地の土色がうっすらと浮いて見える場合がありますが、こちらも土と釉薬の具合により有無や程度は異なります。絵付けの線ではありませんので、予めご了承ください。

・食洗機、電子レンジの使用はお控えください。
・化粧土部分は比較的柔らかいため、金物や硬質な食器類とは別に洗浄してください。欠けや破損の原因となります。
・表面の化粧土に若干の吸水性があるため、 長時間水分を含ませたまま放置することはお避け下さい。シミやカビの原因となります。洗浄後は、良く乾燥させてから保管して下さい。
・粉引きは、表面の化粧土に濡らしたときに 「雨漏れ」というシミのような薄グレーの斑点が出ることがありますが、乾くと消えます。ご使用上は問題ありません。
・急激な温度変化は破損の原因となりますので、ご注意ください。
・中性洗剤などをお使いください。 器を傷つける恐れがありますので、研磨剤付きスポンジ、金属たわし、クレンザー等のご使用はお止めください。
・微量の酸化金属の入った陶土を使用しているため、表面に黒く斑が出る場合がありますが、素材の風合いとしてお楽しみください。

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