幾重にも重なった、彫刻のような花びらたち。
そのひとつひとつが、小さな幸福をまとっているかのよう。
春が近づくと出回りだすラナンキュラスは、種類も豊富で色とりどり。
冬眠から目覚めた動物たちの気持ちが、何だか分かる。
しばらくの間、彩りが少ない季節の中にいた私たちには、愛らしい春色たちが眩しく、嬉しく感じられるのです。
水分が多くフレッシュな状態の時の花びらは、貴婦人がまとうドレスのように、ふわりと軽やか。
水分が抜けると、やわらかな花びらがきゅっと縮んで、ひと回りもふた回りも小さく。
ドライになると少し大人びた表情を見せるけど、愛らしさはそのままに。
茎には歪みが生まれ、愛らしい花びらとの対比に心惹かれます。
「ラナンキュラス」は、ラテン語でカエルを意味する言葉。
葉がカエルの足に似ていることと、多くの品種が湿地帯に生えることから、その名が付きました。
今回はさまざまな品種を仕入れて乾燥させました。
同じカラーでも、色味や形、サイズの違いをお楽しみいただけるはず。
さまざまな品種のラナンキュラスを仕入れて、ひとつひとつ丁寧に乾燥させました。
同じカラーでも、色味や形、サイズの違いをお楽しみいただけるはず。
5-6本を組み合わせてお送りします。
ご注文のタイミングによって色味が少しずつ異なっていたり、品種がミックスされていたりする場合があります。
*カラーによっては、同じ品種のみの組み合わせになる場合があります
*画像は一例です
リボンを巻いてお届け。スワッグのようにお飾りいただけます
生成りのリボンを巻いて、小さな花束みたいに仕立てました。
大切な誰かに届けたくなるような愛らしさです。
ラナンキュラスの茎は柔らかく空洞になっているため、ドライにした後は特に折れやすいです。
スワッグのように逆さにして吊り下げて飾っていただくと、茎への負担が軽減されますよ。
お好みのカラーをいくつか選んで、ミックスして飾るのも素敵です。
シーチングをほどいてフラワーベースへ飾ると、線の歪みがより強調され、アート作品のような雰囲気に。
茎が折れやすいので、飾る時や梱包を解く時は、優しく扱ってくださいね。
ある漢詩の一節で、「花を待つ心 是れ 春を待つ心なり」というフレーズを見かけたことがあります。
花を待つ心は、春を待つ心。
きっともっと深い意味が込められた詩なんだろうけど、ほころびかけた蕾や、春を告げる草花を見かける度に、「ああ、その通りだな」と感じます。
誰しもがこんな心を持っているからこそ、この詩が現代まで残っているんだろうな。
今年はラナンキュラスのドライフラワーと一緒に、春待つ心を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ゆたかな土に育まれた植物がやさしい風に包まれてドライになる。
時間とともに表情を変えていく自然の色と香りの不思議。
ドライフラワーのもつ、たおやかな美しさとしなやかな存在感をもっと暮らしにとり入れて楽しんでほしいー、
そんな想いから土と風の植物園は生まれました。
日常の中に、自然のかたちが存在する豊かさに触れる場所や、きっかけをつくりたいという想いを込めて商品をお届けしています。
静かに時を経て、<生>から<ドライ>へと姿を変えた花たちをひとつひとつ選び、組み合わせるワクワクをたくさんの方と共有できることを願っています。
- カテゴリ
- インテリア > ガーデニング > ドライフラワー・生花
- ブランド
- 土と風の植物園
- サイズ
- 40~60cm 5-6本(花のサイズによって数量を調整させていただきます)
- 開花期
- 4-5月
- 原産地
- 中近東-ヨーロッパ南東部
- 花の特徴
- 幾重にも重なったひらひらとした薄い花びらが魅力的。
春を彩るお花として人気です。
属名はラテン語で「カエル」を意味する「ラナ」に由来し、カエルが住んでいるような湿地帯に自生することにちなみます。
- 取り扱いの注意点
- 茎が折れやすいため、取り扱いには十分ご注意ください。
(お届け時、梱包を解いていただく際も要注意です)
そのためフラワーベースへ飾っていただいても可愛らしいですが、小さなスワッグとしてもお飾りいただくのがおすすめです。
- オススメの組み合わせ
- ミモザ/ユーカリ/スターチス
- 花言葉
- 光輝を放つ/とても魅力的
▲上がフレッシュ、下がドライの状態