[ダイヤモンドのカットの遷り変わり]KARAFURUのアトリエより
婚約指輪のダイヤモンドと言えば丸くてキラキラしている……ラウンドブリリアントカットが定番のイメージですが、硬いダイヤモンドを美しく輝かすためのカットの歴史は大昔にさかのぼり、さまざまなカットの種類があります。
ダイヤモンドの歴史は、紀元前800年ごろインドで発見されたところからはじまります。お守りのように身に着けられ、神秘的な力を持つ宝石と信じられていました。高度な研磨技術はあったものの、面をつけずに丸く磨いたものを好んでいたようです。
14世紀、すでにパリにはダイヤモンドの研磨士がいました。この頃からダイヤモンドの輝きが求められるようになり、いかに宝石を輝かせるか工夫してカットしていたそうです。
15世紀中ごろには後のスクエアカット、エメラルドカットのもとになったローゼンツカットやテーブルカットが発表され、16世紀後半にオランダでローズカットが発表されました。
2020/05/27