灼熱の太陽に肌をじりじり焼かれたと思えば、エアコンの冷風に震え、
また外に出ると暑さに汗をかく。
なんて体温調整の難しい季節なんでしょう。
夏のファッションは、楽しく、身軽で、応用の効くものでありたいですね。
お気に入りの羽織ものはお持ちですか?
1枚、かばんに潜ませておきましょう。
あらゆるシーンを心地よく過ごすために、「あってよかった!」と思う瞬間が何度もあるはず。
今日も、羽織って、脱いで、羽織って。
夏ならではの変化を楽しみましょう!
エアコンに負けない
外ではサラリと一枚で。
極薄のコットン生地をまとうと、夏の風がすーっと肌の隣を通り過ぎていく感じが味わえます。
でも室内にはいると、気持ちよかった夏風がエアコンの冷風へと早変わり。
ぶるるっと身震いしてしまうことも、しばしば。
そんな時はガーゼ生地のシャツを羽織って。
ふんわりと空気を含んで、柔らかな保温性を生み出してくれる一枚です。
くしゅっとギャザーの寄った袖デザインが、重ね着を楽しくするワンポイントに。
タンクトップを一枚で着こなしたい日は、相性の良いクロスパンツがおすすめです。
シンプルが、ただのシンプルではなくなる、凛とした個性が感じられる装いに。
近所に出かけるには、こんな飾らないオシャレが素敵です。
でも室内に入るときは、エアコン対策とともに、なんだかもう1アイテム欲しいところ。
同系色でオーガニックコットンのカーディガンを選んでみました。
ナチュラルカラーで1トーンコーデの出来上がり。
これなら、アクセサリーや靴を工夫すれば、キレイめな装いにも仕上がります。
そして、このカーディガン、横姿が自慢なんです。
メリハリのついた前後差が、佇まいを美しく、それでいてリラックス感もみせてくれますよ。
太陽から守る
一味ちがう黒と黒を組み合わせた日。
元気いっぱいの植物たちとともに、黒色さえも鮮やかに輝くのは、夏の太陽のパワーですね。
でもそんなパワーが、じりじりと肌に焼け付いてきます。
さすがにちょっと日除けしたいなぁ…
そんなときには、涼しい羽織もののお出ましです。
真夏の大本命、スラブ生地のワイドシャツ。
風通しがかなり良く、重ね着感のない軽やかさが嬉しいアイテムです。
それでいて腕まわりをやわらかく守ってくれるんです。
コンパクトに畳めるので、お出かけにはとりあえず一枚しのばせておきましょう。
今日の主役はイエローにしよう。
ちょっと日焼けした肌にも馴染む、このやわらかなイエローがお気に入り。
デニムと合わせて、カジュアルに出かけたい一日。
でも移動のときは、やっぱり日除け対策をしておこうかな。
爽やかトーンのボーダーなら、主役のイエローを可愛く際立たせてくれます。
長袖だけど、とっても薄い生地なので暑さも気になりません。
夏のデニムスタイルにぴったりな、色と生地の楽しい足し算です。
季節を越えて
最後は番外編。
夏も長袖派な方には、涼やかな刺繍シャツがおすすめ。
藤の花の刺繍がたっぷり入った一枚は、暑い季節も楽しめる薄手の生地で作られています。
夏はこれ1枚でも大丈夫!
でも…
室内の特別なシーンに、もうひと工夫欲しい…
この装いを秋までずっと楽しみたい…
そんな希望を叶える、素敵なジャケットがあるんです。
味わいと品をもった一枚は、コットン100%の手織り生地で作りました。
軽く柔らかく、風通しも良いので夏にも重宝します。
インドの手仕事「ミラーワーク」をあちこちに小さくあしらって。
真ん中できゅっとヒモを結べば、完成。
「羽織る」ことに、いつもよりも特別な意味をもたせてくれるはずです。
私たちは布をまとうことで、肌の向こうにある環境とうまくつながり、自分を守り、自分を彩ることができます。
そんな根本的な楽しさや頼もしさを感じる、夏の服。
羽織って、脱いで、羽織って。
その軽やかな繰り返しを、愛おしむ季節がやってきました。
ストア紹介
sisam FAIR TRADE
「フェアトレードのある暮らし」
インドやネパールで、人の手のぬくもりを宿しながら丁寧に作られた衣服。
フィリピン山岳地帯で森林農法により育てられたコーヒー。
ものの背景とつながることで、日々...もっと見る