sisam FAIR TRADEのお洋服や雑貨は、生産地で昔から脈々と受け継がれてきた「手しごと」によって支えられています。
決して均一ではないけれど、人の手のなかで生まれた温度あるもの。
私たちはそこにこそ多くのメッセージが込められていることを知っています。
今回から12回に分けて、商品の裏側にある大切でいとおしい手しごとのお話をお届けします。
第1話は、「手織り」のお話。
途方もなく繊細で、奥の深い手織りの世界をお楽しみください。
手織りのお話
電力に頼らず自らの身体と織機だけで、一本の糸から生地を生み出す。
途方もなく繊細で奥深いこの手仕事に、sisamの多くのパートナーが関わり、その種類は多岐に渡ります。
15日と8時間
15日と8時間。
これは、ある一枚のショールを織り上げるための時間です。
織りはじめるための「前準備」だけで15日かかるのです。
織り上げるものやその技法によっては、さらに手間と根気を要するものも多くあります。
楽器を奏でるように
ガシャン、ガシャンと工房内に響き渡る織り機の音。
足元のペダルで綜絖(そうこう)という織り機の要ともいわれる部品を、右手ではヨコ糸の入ったシャトル(杼)を左右へ動かすために、紐を力強く引っ張ています。
リズムよく軽やかに作業しているように見えますが、実は足も手も相当な力がいる作業なのだそうです。
両手足をそれぞれ動かして一枚の布を織りあげていく様子は、まるで楽器を演奏しているかのよう。
「全然難しくないんだよ」と言いながら作業する生産者さんの姿は、とても頼もしいですね。
作り手のエネルギーや美しい技術の詰まった手織りの品々。
肌にまとうと、ここではないどこかの「時間」も織りなされているように感じます。
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ストア紹介
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「フェアトレードのある暮らし」
インドやネパールで、人の手のぬくもりを宿しながら丁寧に作られた衣服。
フィリピン山岳地帯で森林農法により育てられたコーヒー。
ものの背景とつながることで、日々...もっと見る