毎日の暮らしの中で何気なく使っているトレーは、昔から使われている食事や物を運ぶための生活の道具です。実は食事や物を運ぶだけではなく、器たちを取りまとめて空間を整える道具でもあるのです。
年輪を楽しむ盆皿。
木の特性として年輪がはっきりしている栗の木。職人のたしかな目と腕をもって年輪の美しさや特長を見極め、活かし、形作られた、シンプルなデザインが際立つ逸品です。胡桃油で拭いて仕上げることで、自然な艶が生まれています。
ろくろを挽いて立ち上げた美しい曲線の縁。さらにつけられた立体的な段差が指にかかり、手に持って運ぶ際に安定感が生まれます。この段差のおかげで安定して食器などをのせて運ぶことができます。
経年変化を楽しむお盆。
適度な硬さで加工しやすく、耐久性にも優れた真鍮。この素材で、暮らしになじむシンプルなお盆。真鍮そのままの色合いを生かしたものと、銀メッキを施したものの2種類をご用意しています。
新品はそれぞれ金色、銀色ですが、使用につれて、酸化、硫化作用で色が鈍くくすみ、陰影のある色合いに変化していきます。これを「経年変化」といいます。それは使うほど消耗するものとは違い、使うほど味のある風合いへと育ち、愛着をもって使い続けたくなります。
薄く、美しく、使いやすい丸盆。
越前漆器の産地こと福井県鯖江市で、丸物木地師として伝統を受け継ぎながら新しいプロダクトを作り続けるろくろ舎オリジナルの丸盆。厚みをぎりぎりまで薄くしシャープに仕上げられており、お盆の両面には敢えて荒く、丁寧な乱筋が入り、魅力を纏まっています。
漆器は、使い込むほどに艶が増し、育っていきます。日常の生活の中で使用していくことで、この丸盆への愛着が増していくことと思います。デイリーに、来客用に、シーンを選ばない、美しく育つ丸盆です。
たかがトレー、されどトレー。
このように、トレーは「器をまとめる」「食事の空間を仕切る」など、その空間を「整えて」くれる道具の一つでもあります。モノが散らばっているよりも、ひとつの空間に収まっていると見た目もスッキリとした印象になりますね。
例えば、毎日の食事で一汁三菜をしっかりと食卓に並べるのは難しいかもしれませんが、トレーひとつあるだけで、いつもの食事をきちっと整えてくれます。
この他にもオンラインストアではさまざまなトレーをご用意していますので、暮らしの中にトレーやお盆を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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