「美しい」という言葉は、単に見た目のよさを指す言葉でしょうか。例えば「美しい人」であれば、「笑顔が素敵」「所作に品がある」「生き方が尊敬できる」といったイメージが浮かんできます。美しいという言葉は、目に見えないものを含めた確かな理由があると思うのです。
そんな美しさの本質に気づかせてくれる企業のひとつが、東屋です。ものには、人のように笑顔も言葉もありませんが、東屋が生み出す日用品には惹きつけられるような輝きが存在します。
東屋は、使う人のことを考え、作り手のことを考え、地球のことを考え、製品に関わる全てのことに対して、一つひとつ丁寧に向き合います。そうして、考え抜かれたものだけがもてる特別な輝きに人は心を動かされるのでしょう。
先日再入荷した伊賀の土で作るご飯茶碗も、そんな輝きをもつ日用品のひとつ。機械で綺麗に精製された土とは違って1日に作れる量が少なく、とても希少な茶碗となりつつあります。
手に触れる高台は、釉薬や顔料などを使わず、伊賀で採れる灰や長石を用いた天然の色。波佐見焼や砥部焼など、白磁の滑らかな肌触りとは対極にありますが、土本来の質感を活かしているのが伊賀焼の魅力です。
ざらざらした触り心地も、言い換えれば素朴さの極致。土の感触を確かめながら、ゆるりと食事を楽しみましょう。
茶碗大は丸みがあり、男の人にしっくりくるサイズで、 茶碗小は大とは違い平たく、女の人の手のひらにおさまるサイズ。手に心地よくおさまる形と大きさは、積み重ねられてきた創意工夫の結晶です。これぞ、ちょうどいい塩梅だなと感じます。
東屋の盆皿・西の木。大分県の職人が一つひとつ手作りしています。耐久性・耐水性に優れた栗材の特性を生かしつつ、仕上げに胡桃油で拭き上げており、自然な艶をまとっています。
盆皿という名称の通り、お盆とお皿、2通りの使い方ができます。食器を乗せて持ち運ぶ際はお盆として、パンや焼き菓子を盛り付けるお皿として、どちらの使い方も秀逸である点に、東屋のプロダクトの美しさが光ります。
ものの美しさは、メーカーが貫く姿勢からも伝わってくるものだとわざわざは考えます。暮らしのなかで使っていくと、改めてその美しさにハッとしたり、心が癒やされたり、時が経つにつれて味わい深くなっていきます。
あなたにとって「美しい日用品」とはどんなものですか?その日用品と出会う場所のひとつが「パンと日用品の店 わざわざ」だったら嬉しいです。
RECOMMEND ITEMS
ストア紹介
パンと日用品の店 わざわざ
パンと日用品の店〈わざわざ〉は長野県東御市御牧原の山の上にポツンと佇む小さなお店。“よき生活者になる”を合言葉に、薪窯で焼いたパンと、食と生活それぞれの面から、独自の選定基準を定めて自分たちが心からよいと...もっと見る