日本の伝統的な生活用品、手ぬぐい。今では、「タオルやキッチンクロスを使っているから手ぬぐいを使うことはない」というご家庭が多いかもしれませんね。でも、手ぬぐいって実はとても万能で便利なアイテムだということを、今日は紹介させてください。
まずお伝えしたいのが、用途の幅広さ。ふだん手ぬぐいを使わない方は、どんな風に使うの?と思うかもしれませんが、拭く、被る、巻く、包む、覆う、飾る、贈るなど、多方面において使い勝手が優れているのです。使い方の例をご紹介しましょう。
手ぬぐいは食器を拭くのに最適です。速乾性があるので、使った後は台所に干しておくだけですぐ乾きます。
お弁当をいただくときは、そのままランチョンマットにしてもよいですね
手ぬぐいでお弁当箱を包んでもいいですね。横が長くなるように置いた手ぬぐいの中央にお弁当箱を置き、上下の布幅が狭い方を中央に向かって包み込むように三つ折りにし、コマ結びにすれば完成。曲げわっぱや一人分のお弁当箱でしたら綺麗に包むことができますよ。
手ぬぐいは薄いので、折り畳んでバッグに入れてもコンパクトに収まります。薄くても吸水性に優れているので、ハンカチとしても十分使えます。
ほかにも、赤ちゃんのスタイを作ったり、あずま袋に仕立ててエコバッグにしたりと、アレンジを加える使い方もあります。
左:使用5年経過した手ぬぐい、右:一度洗濯した手ぬぐい
また、手ぬぐいの醍醐味としてお伝えしたいのが、年月とともに変化する色味と手触り。鮮やかな色味がまろやかになる感じは、まさに経年が為せる技。繰り返し使った手ぬぐいは柔らかさを増し、まるでガーゼのような肌触りです。使えば使うほど味わい深くなる手ぬぐいは何枚持っていても重宝します。
美しい染が映える手ぬぐい。ちょっとしたプレゼントにも
あひろ屋の手ぬぐいは、伝統柄やそのときどきで心動かされたモチーフを、主張しすぎず生活に馴染むデザインへと仕上げたオリジナル。愛らしい図柄は野口由(ノグチ ユキ)さんがすべて手描きし、手ぬぐい職人の方が注染にこだわり製作しています。
注染とは手ぬぐいの染色に使われる伝統的な技法のこと。 染料は布の下側に抜けるため、布の芯まで染まり、裏表なく染まるのが特徴です。
違う形の鉄瓶が全16種類ならびます。カラーは2色あり、こちらは黒色
多彩な柄が揃うあひろ屋の手ぬぐい。シンプルでありながらかわいらしい雰囲気の鉄瓶柄は、“手ぬぐい初心者”の方でも使いやすい柄かもしれません。
ほかにも、出目金や海月といった生き物をモチーフにした柄や、群雨など自然を映した柄などもございます。レコメンドアイテムでご紹介しますので、よろしければご覧ください。
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