こんにちは、バイヤー加藤です。
仕事柄、財布のつくり手とお話をする機会が多いのですが、最近興味深いことがありました。「キャッシュレス決済が普及して、ミニ財布に人気が移行するかと思ったけれど、うちでは長財布も変わらず人気なんです」と、いろいろなブランドのつくり手が口をそろえて長財布人気について語っていたんです。
「Introduction(イントロダクション)」も、長財布が人気のブランドのひとつ。「うちの『ポケットウォレットL』は普段づかいでこそ真価を発揮するお財布なんですよ」とお伺いし、実際に使ってみたレポートをお届けします。
薄くて軽い、が使いやすい
当店では、昨年の11月からお取り扱いを開始したこちらのウォレット。もちろん現物を見て撮影などもしていたのですが、実際に使ってみてわかるのは「薄くて軽い」ことがどれだけ素晴らしいか、ということ。
ミニ財布は小さいバッグにも入って便利だけれど、長財布は「お札を折らなくてよいけれど、かさばるのが難点」だと思っていました。
でも、こちらの財布は、薄さという強みのおかげで、「かさばる問題」がクリアされるんです。中にものを普通に入れた状態で、厚みはこれだけ。数字にするとたったの約3mm、ポケットティッシュよりも携帯よりも、持ち運ぶ荷物の中で一番薄いことに驚きました。
お財布は普通、バッグの奥にしまうことが多いと思いますが、こちらは横幅さえ問題なければ、マチのないポケットにすっきり収まるのがとても便利。いつでもさっと取り出せるので、荷物が多くてもお会計に手間取りません。
お財布本体はたった約60gなので、普通のお財布を持ち運ぶよりも、バッグが軽く感じられるのも嬉しいです。
フラップ式だから出し入れがしやすい
薄さを実現するために、こちらのお財布にはスナップボタンは使われていません。封筒のようなデザインで、フラップを開けて中身を取り出すようになっています。
初めのうちは、中身が出てしまわないか心配だったのですが、全くその心配はありませんでした。
マチがないので、お財布やカードが動くことなくちょうどよく収まるため、飛び出す心配がないんです。それでいて、なんと1万円札が50枚入る抜群の収納力です。カードポケットは6か所あるので日常よく使うカードはたいてい収まります。
一般的なお財布はスナップボタンやファスナーの開閉という動作が不可欠ですが、こちらはそのワンアクションが不要になる分、お札やカードを取り出す手間がかからないのがよいところ。わずかな差ではありますが、毎日必ず使うからこそ、このような点が確かな違いを生むと感じました。
スリムさを売りにする財布の多くは、お札・カード・小銭を1か所にまとめて収納するデザインが多いのですが、小銭の出し入れがしにくいと感じることも。
でも、こちらは小銭入れが背面にあり、マチ付きポケットなのでとても取り出しやすいのです。10枚ほどコインを入れても十分な余裕がありました。
これだけスリムなのに、コインポケットの後ろにフリーポケットが付いているのも良いところです。
お札と分けてレシートを収納したり、通帳をこちらに入れて銀行に行ったり、また、駐車券や診察券などの一時的な収納場所としても役に立ちました。国産の上質でソフトな革を使用して作られているため、たくさん収納しても取り出しやすいのも魅力です。
キャッシュレス決済を使うことが増え、長財布はもしかして使わなくなるのかも……という思い込みがあったのですが、薄くて軽いこちらを実際に使ってみると、長財布の良さを改めて感じることができました。
「普段づかいには、お札を折らなくてもいい長財布がやっぱり便利」、そんな方には、「長×薄×軽」の3拍子揃ったこちらのお財布を是非一度試していただきたいと思います。
Introduction/ポケットウォレットL プラチナ
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