こんにちは、バイヤーの畠田です。
キッチン道具の中でも悩み深い道具のひとつ「水切りかご」。水受けの掃除が面倒、置くと場所をとってしまう、かといってないと不便……と、水切りかごにまつわるお悩みは尽きません。自分のスタイルに合う水切りかごを探し続けている、という方も多いのではないでしょうか。
昨年お取り扱いを始めた「lop looop」は、これまでになかった発想の水切りアイテム。大きな水切りかごは必要なくて、実はこれくらいで十分なのかも、と思わせてくれた一品でした。
幅「3cm」はこれまでなかった!
昨今、水切りラックは、食器をたくさん乾かせる大きいものより、乾かせる量は限られていても場所をとらない小さなものが人気の傾向にあるなと思います。理由のひとつはおそらく、食洗機が普及して大きな水切りラックが不要なご家庭が増えたから。水切りラックを設置するにしても、小さい方がキッチンも広々使えるということもあり、「コンパクトな水切りラック」の選択肢がここ数年で随分増えたように思います。
そんな中でも、lop looopの「水切りラック」は画期的なアイテム。ばねの伸縮する力を活用しているため、なんと3cmまで小さく折りたためるんです。スライドできてコンパクトになるものは他にもありますが、ここまで小さくなるものは恐らくこれまでなかったと思います。
ここまで小さいと、キッチンの引き出しに収納できて、使う時だけ取り出せます。アパートやマンション住まいで、キッチンスペースが限られていて水切りラックの設置を諦めていた方には、このコンパクトさは大きな魅力となるはずです。
◾️まさにこんな商品ほしかったという感じです…!一人暮らしのとても狭いキッチンなため、水切りカゴはほしいんだけど、それ置いちゃうと邪魔になるといった問題を全て解決してくれました。腰くらいの高さの冷蔵庫上に設置して快適に使っています^^
東京都 | 40代 | 男性 | いしかわ さん
大事なのは「ちょっと浮かせる」こと
朝食に使ったスープカップ、プレート、カッティングボードを乾かしているところ
大きな水切りラックと比べると、もちろん収納力は限られます。でも、朝食に使った器や、日中に使ったマグカップやグラスなどの洗い物、一人分の夕食後の洗い物くらいなら大丈夫。食洗機がある場合、調理道具や大きな器は食洗機を使い、手洗い必須の器だけ自分で洗う、というスタイルの方も多いはず。それなら、大きさはこのくらいで十分だと思います。
ちなみに、水切りラックを使わず、キッチンクロスに直接食器を伏せる方法をとっていたこともあります。水切りラックの場所をとらないのが大きな魅力なのですが、風が通らないので食器が乾きにくいんですよね。でも、このラックを使えば同じキッチンクロスに伏せる方法でも、「ちょっとだけ食器を浮かせる」ことができます。これが食器を早く乾かすコツ。少し隙間ができるだけでも、乾きやすさが格段に変わり、3cmに畳めるから収納にもほとんど場所をとりません。
また、この水切りラックが地味に便利なのが、ペットボトルを乾かす時。ペットボトルを逆さに向けた状態で固定するのってなかなか難しく、かといって口を上に向けると中の水分がなかなか抜けず乾きませんよね。lop looopの突起の部分にペットボトルの口を刺しておけば、逆さ状態での固定も簡単。同様にお子さんの哺乳瓶や水筒なども乾かしやすいと思います。
活用方法と、置き方のポイント
このラックに立てかけられる量が足りない!ということもあります。そんな時は、キッチンクロスに直接伏せる方法と併用しています。
たとえば、まな板や大きめのお皿はキッチンクロスにそのまま伏せると乾きにくいので、水切りラックを活用。汁椀や茶碗なども、ラックに置きます。ちなみに、バネが伸びる方向に向けて食器を置くと重みでバネが伸びてうまく固定しにくいので、バネが伸びる方向とは垂直方向に食器を置くのが安定させるためのポイントです。
包丁やレードルなどの長めのキッチンツールや、こまごましたカトラリーはラックには置きにくいので、キッチンクロスの余白部分に置きます。そしてその上に小皿などを重ねています。ツールやカトラリーが隙間代わりになってくれるので、直接伏せるよりも乾きやすくなるんですよ。
収納量が足りなさそう、と思う方もいらっしゃると思うのですが、全ての食器をこのラックに乗せる必要はなくて、こんな風にキッチンクロスとあわせて補助的に使うのが、この水切りラックの個人的おすすめの使い方。ちなみに、一緒に使っているキッチンクロスは吸水力抜群な「BIRDY./キッチンタオル M」です。
食器が乾いたら、クロスは洗濯し、lop looopは折りたたんでしまえば、水切りラックのないスッキリ広々したキッチンに。シンク周辺のスペースが限られている方には、ぜひお試しいただきたいです。
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