正月が今まで以上に待ち遠しくなるような、かわいらしい鏡餅が届きました。
作っているのは鈴木美央さん。福井県鯖江市の「鈴木彫刻所」で神社仏閣の建築彫刻などを手がける職人さんです。
何より惹かれるのは、このふんわり、もっちり、すべすべとした本物のお餅のような質感。思わず撫でたくなります。
木彫でありながら、こんなにやわらかな風合いなのは、ノミ跡を活かして繊細に表面を仕上げているから。
何種類ものノミを使って一点一点丁寧に彫られており、手仕事のあたたかさを感じさせます。
日本画などに用いられる胡粉(ごふん)で、橙のヘタまで丁寧に色付けがされています。
使われている木材は、S・Mサイズはヒノキ、Lサイズはヒバ。
飾ってしばらくは、ふわっと良い香りが漂います。素材のやわらかい質感や白っぽい木肌が、鏡餅をつくるのにちょうど合っていたんだそうです。
実はこの鏡餅、接着剤を一切使わず、三宝(鏡餅を乗せている台)から橙まで、ひとつの木の塊から彫りだした、一木造りです。
細部の仕上げにはとても高度な技術が必要ですが、それが可能なのはつくり手である鈴木さんが仏像や欄間(らんま)彫刻など、伝統工芸の手法を用いる、細やかな仕事を得意としているからこそ。
サイズはS、M、Lの3種類。S、Mには黒い敷き台がついており、紙箱に入れてお届けします。
Lは木箱入り。正月が終わったあとの保管も安心です。
鈴木さんの確かな技術力と、やわらかな感性が生かされた鏡餅。ふんわり優しいお飾りで、あたたかい新年を迎えられそうです。
ストア紹介
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