白い部分はメリノウール、肌にあたる
茶色の部分はカシミヤ100%という
贅沢なつくりのブランケットです。
つくり手はシルクブランケットでお馴染み
の三井毛織さん。
三井毛織|カシミヤとメリノウールのリバーシブルブランケット シングルサイズ
今、日本で売られている毛布のうち、
およそ9割は中国をはじめとした海外産。
残り1割ほどが国産で、そのうち9割以上
が大阪の泉大津で生産されています。
泉大津は「毛布の街」ともいわれる場所で、
三井さんの工場もここにあります。
数ある毛布屋さんの中でも、三井毛織は
「天然繊維」の毛布に特化してもの作りを
続けてこられました。
そんな素材へのこだわりがいかんなく
発揮された、ワンランク上の毛布です。
カシミヤとメリノウールがコンビを組んだ理由
暖かく快適な寝床を作ってくれる毛布です
上の写真で、茶色の部分はカシミヤ
100%の毛布生地です。
寝たときに、首元にくるところの肌触りを
重視して、折返し仕上げになっています。
白いところはオーストラリア産の上質な
メリノウール100%で、両面とも天然繊維
100%のあたたかく贅沢な毛布です。
カシミヤとウールの2種が使われているの
にはいくつか理由があります。
ニットやマフラーなどで、皆さんも経験が
あると思いますが、カシミヤといえば、
なんといってもその魅力は、最高の肌触りと
群を抜いた暖かさ。
内モンゴルで丁寧に鋤取られたカシミヤ100%、極上のあたたかさが朝まで続きます。
人間の髪の毛の細さは75ミクロン、羊毛は
23ミクロンといわれていますが、カシミヤは
なんと15ミクロン。
細くキメ細やかな繊維に、空気を閉じ込め
るので、他の天然繊維よりも暖かく眠る
ことができます。
質のいい産毛部分のみを使いますので、
この毛布1枚をつくるのに必要な原毛は
カシミヤ山羊5頭分。この希少性もあって
「繊維の宝石」と呼ばれています。
白い部分はメリノウール、これにも快適な
睡眠環境を作る大事な役割があります。
三井さんらしいたっぷりサイズはこの毛布でも健在。ウール(白いところ)は上に布団をのせて寝返りをうってもずれにくいよう起毛加工が施されています。
ウールはカシミヤより繊維が太く、ふっくら
と「かさ」があります。そのたっぷりした中に
体温の暖かさを抱え込んでくれるわけですが、
さらにもう一ついい仕事もしてくれます。
寝汗を外にどんどん放湿してくれるんですね。
カシミヤであたためて、布団の中が存分に
暖かくなったところで、発汗した場合は蒸れる
ことなく、ウールが水分を外に逃がす、これが
極上のあたたかさと気持ち良さを同時に堪能
できる秘密です。
これがオールカシミヤだとやはりお値段が
かなりはってしまいますし、扱いにも気を使う
ところ。ウール100%だとこの肌触りや軽さは
実現しなかっただろうと思うと、よく考えられた
いいとこどりのブランケットなのです。
少々お値段ははりますが、毎日の睡眠のこと
なので、快適に元気に過ごすためと思えば、
決して高くないと思います。
毛布一筋のメーカーさんが、素材にこだわり、
その特性を踏まえて仕立てた上質な毛布。
寝具一つで眠りの質がぐっと良くなること、
三井さんの毛布が教えてくれました。
三井毛織|カシミヤとメリノウールのリバーシブルブランケット シングルサイズ
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