おとぼけ顔の白ふくろうが、そっと佇む鏡
枝の上にちょこんととまった白ふくろう。
まんまるの目でこちらを見つめるその姿は、どこかとぼけていて、どこか賢そう。夜の静けさに包まれながら、ふくふくとした羽を揺らし、じっと何かを思案しているようにも見えます。
鏡の中に広がるのは、そんな静かであたたかな物語。ふくろうの何気ない仕草や表情が、ふとした瞬間にくすっと笑顔を運んでくれるような存在です。
手作業で生まれる、豊かな風合い
この鏡は、真鍮の板を一枚ずつ手作業で切り取り、模様を刻むところから始まります。
糸ノコを使って形を切り出し、タガネという道具で模様を一線一線、彫り込んでいく――そんな気の遠くなるような工程を経て、ようやく一枚の鏡が出来上がります。
仕上げには新漆を用いて彩色し、深みのある色合いと表情豊かな質感をプラス。
機械には出せない、やわらかな輪郭や、手の痕跡が残る風合いが、暮らしの中にやさしくなじみます。
一点ものの物語を、暮らしの中に
それぞれの鏡には、わずかに異なる個性があります。切り取りのわずかな違い、模様の濃淡、新漆の入り方……すべてが世界に一つだけの表情です。
玄関やリビングにそっと飾れば、空間にあたたかな物語が宿るよう。自然の美しさや、日々の中の小さな幸運をそっと思い出させてくれるような存在です。
虫ピンで壁に簡単に取り付けられるので、インテリアとしてもおすすめです。
※顔料には新漆を使用しております。強く擦ったり衝撃を与えたりすると欠ける可能性がございますので、お取り扱いにはご注意ください。
ご予約にて承ります
こちらの鏡は、ただいま【ご予約】にて承っております。
ご予約期間は4月末日まで、お届けは6月末頃を予定しております。
数量限定での販売となりますので、
気になる方はお早めにご予約いただけますと幸いです。
一つひとつ、手作業で丁寧に仕上げておりますため、お時間をいただきますが、
どうぞ楽しみにお待ちいただけましたら幸いです。
ストア紹介
ちせ
京都・北白川通りのちいさな店「ちせ」
ケヤキ並木が美しい北白川通り。その一角で、2007年に「ちせ」は生まれました。ここでは、全国各地の作家たちによる陶器、絵画、洋服、アクセサリー、帽子、編み物など...もっと見る