ichinose naomiは、オーダーメイド専門の工房でハイジュエリーをメインに制作されていたつくり手のichinoseさんが、「もっと身近にジュエリーを楽しんでほしい」という想いから立ち上げたブランドです。
金属で作られたとは思えない繊細なモチーフのアクセサリーの数々は、2023年の販売開始以来好評を博しています。
「usurai」と名付けられたこちらのピアスは、水晶とシルバーのレースモチーフを重ねたレースモチーフを得意とするichinoseさんだからこそのデザインです。
自然の美しさから着想を得たアクセサリーは、ため息が出るような美しさです。
ichinose naomi|usurai ピアス
氷のような透明感あふれる水晶
古代ローマでは、水晶は「氷の化石」だと信じられていたそうですが、「usurai」に使用されているのは、インクルージョンを含んだまるで氷のような水晶です。結晶ができあがる過程で自然に閉じこめられたもので、ひとつとして同じものはなく、ずっと見ていたくなる美しさです。
ichinoseさんのお眼鏡にかなった石を厳選してアクセサリーに仕立てますが、ピアスは左右似ているものを選びますが、どの石も個体差があります。
繊細な銀細工が石の表情をさらに美しく豊かに
石の魅力を生かし、裏に氷の亀裂のような模様のレースモチーフを重ねることで、湖や海に薄く張った氷、「薄氷(うすらい)」を表現しています。初春の季語でもあり、冬の厚い氷とは違う薄い氷の儚さが出ていますね。
細かい模様は、ひとつ一つ手作業で作っているからこそできるもの。レースをかたどって鋳造するという伝統ある技法は、つくり手が師匠から受け継いで試行錯誤を繰り返してきたものです。
本物のレースから型を取り、鋳造されているのですが、鋳造の際には熱でレース地が縮んだり、糸目が塞がったりするため、きれいな模様は出づらく、とても難しい技法なのだそう。
ゆっくり火加減を見ながら、温度を生地ごとに変え、丁寧な手作業でボリュームを調節することにより、少しずつ美しく繊細な模様が浮き上がります。
柔らかな輝きが顔まわりを美しく彩る
透き通った水晶は、光を受けてきらきらと輝き、顔まわりを明るくしてくれます。ブラックなどの色の濃い服とも合うので、少しフォーマルなシーンにもおすすめです。
ほどよくボリュームがあるので、シンプルなお洋服にこちらを着けるだけで、コーディネートが決まりますね。
シルバーアクセサリーというとクールなイメージがあったのですが、ichinoseさんの作り出すアクセサリーは柔らかな雰囲気が漂います。自然の美しさを閉じ込めたアイテムは、身に着けてきれいなだけでなく、ほっとしたり優しい気持ちにさせてくれると思います。
ichinose naomi|usurai ピアス
ストア紹介
スタイルストア
スタイルストアは2005年開店のオンラインセレクトショップです。「私と暮らしをアップデート」をコンセプトに、つくり手の顔が見える暮し回りの品々を集めています。つくり手がこだわりと思いを込めて制作するものは...もっと見る